ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

[[WEST SIDE STORY]]

渋谷オーチャードホールで上演中の「WEST SIDE STORY」を観に行ってきました。
シェークスピアの「ロミオとジュリエット」のストーリーを元に舞台をニューヨークのウエストサイド(元スラム街)に置き換えた物語です。
2000年から上演が始まったミラノ・スカラ座バージョンというもので,セットや衣装を現代風に構成された舞台になっているようです。
実は「WEST SIDE STORY」は,映画もまだ観たことないんですよ。
DVDは持ってるんですが…。
なので,前述の基礎的な知識のみで新鮮に観ることができました。
ちなみに,このミュージカルは当然というか,キャストは全て外国人です。
このことでちょっとした不安があったのですが,それは,まともな英語*1の聞き取りもできないのに,ストーリーも知らずに楽しめるだろうか,ということでした。
舞台が始ってしばらくは舞台の中央に集中していたのでまったく気が付かなかったのですが,役者が舞台から消える時にふとその端に視線を移すと,舞台の左右にちゃんと字幕が表示されていました。おかげさまで,なんの憂いもなく舞台を楽しむことができました。
しかし,観たことがないのにも関らず,聞き覚えのあるレポートリーの多いこと。最低でも4曲は知っている旋律がありました。
舞台自体は,ヒロインのマリアの声量が大きく,そのバランスが周囲のキャストと余り取れてなかったのが気になったのと,オチでのヒロインの扱いが予想とまるっきり逆だったのに驚いたのをのぞけば,最初から最後まで舞台にも音楽にも十二分に楽しめました。

*1:よく考えるとスカラ座バージョンならイタリア語の可能性だってあったんですよね。…英語でしたけど。