ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

AOAO SAPPORO

先月、7月20日にオープンしたばかりの新しい水族館「AOAO SAPPORO」へ行ってきました。札幌狸小路に同日オープンした商業施設「モユクサッポロ(モユク=アイヌ語で狸)」の4〜6階にある水族館です。

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昨年春頃から札幌に新たな水族館ができるという噂が流れはじめ、6月頃のニュースで確定。ただしその時点でペンギンの展示の有無は不明でした。

年末に運営がおたる水族館ということがわかってペンギン率は高くなり、今年の2月に開催された「ペンギン会議全国大会」での発表でキタイワトビペンギンの展示が確定しました。この発表は元長崎ペンギン水族館 館長の楠田氏や、元すみだ水族館で展示デザインなどに関わった堀川氏によるものでした。

ちなみにキタイワトビペンギンと並んでフェアリーペンギンが展示されることがニュースになったのは6月中旬でした。

入場チケットはアソビューでのオンライン購入、入場時間を30分毎に区切った事前予約制です。ただし今の時間帯に空きがあれば入場ゲート前にある券売機で購入することもできました(2日目はここで買いました)
時間が確実なら先に購入すればいいのですが、時間がずれそうなら購入サイトで混み具合を確認しつつ訪れる直前に購入してもよいかと。
お盆の週末でも枠が埋まっている様子はありませんでした。

実は2日連続して訪れたのですが、その初日の入館は17時。
モユクサッポロをエスカレーターで4階まで移動して、直前に予約したチケットを提示して入場。

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ペンギンの展示は最上階の6階なので順路(各フロアの順路は特に明示はありませんでしたけど)順に展示を紹介。

厳密にはチケットの確認前なのですが初っぱなの展示が、資材や浄水設備と言うのはめずらしい。

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続く入場後の展示もバックヤードやラボ的な雰囲気。

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「ほかの水族館からAOAO SAPPOROにやってきた生物たち」というパネルがあって、キタイワトビペンギンが一昨年の9月に閉館した「京急油壺マリンパーク」から、フェアリーペンギンが我がホーム水族館「葛西臨海水族園」からとのこと。

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照明をぐっと落とした中にぽっと浮かび上がる「ネイチャーアクアリウム」、「すみだ水族館」でもみましたがいくつも並んでいました。

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5階のラボ、いくつかのキーワードに沿った展示とそれに沿った書籍が添えられていました。

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6階はお待ちかねの(待っていたのはワタシ!!)キタイワトビペンギン。

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ヘックス(六角形)のブロック状の段差構成された陸地のまわりにプールが広がっていました。照明はちょっと暗めで雰囲気でてます。

ブロックのほどよい段差が、名前の通り野生では岩場も平地も跳んで移動するイワトビペンギンの良さをうまく引き出しています。

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水辺は陸地の周りは浅めで、アクリルパネルで囲われた側面は深めになっていて多くの個体が泳いでいました。

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一部のブロックが日によって組み替えられるのも売りなのですが、よく考えたら前来た時と違いがわかるひど劇的な組み替えができるわけでもないので、ペンギンたちにとっては気分転換になるかもしれませんが、見る側としては地味な要素でした。

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ちなみに夜を思わせる暗さでとうとうペンギンたちが寝始めた照明、横から時間によって明るさが違うんだよと話している声が聞こえてきました。

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ググってみると、7月オープン時の紹介に外の時刻に合わせた明るさにしている旨が書かれていました。なるほど、だからこの時間は暗いのか。

もうひとつ、同じフロアのグリーンルームという緑が多めの部屋の奥にフェアリーペンギンが展示されています。
こちらは開館1ヶ月前にニュースになったくらいなので、もしかすると直前に決まったのでしょうか? キタイワトビペンギンと比べると簡素な展示。

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まだ慣れていないのか、5羽いるみんなが奥に固まってました。

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と諦め掛けていたらちょっとだけ前に出てきてくれました。全力でズーム撮影!!

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フェアリーと同じスペースでは、最近各地の園館でよく見る「ハズレなしのぬいぐるみくじ引き」のペンギン版がありました。一部の自転車乗りの間で爆発的に流行っている室戸ブリと同じハッピーマリンCUTE製。

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思わず引いちゃいました。

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…ところでこの子は何ペンギン?

ショップの方にもペンギンいました。なかなかできがよい。
しかしペンギン2種はともかく、ナンヨウハギ、トビハゼ、ヘコアユ(ポーチ)とかオリジナルぬいぐるみの選定がおかしい(褒めてます)

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時間によって違う照明が気になって翌日も来ました。時刻は14時過ぎ。
並べて比較するまでもなく明るい。

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昼までもむっちゃ寝ていましたけど、この段差でも枕になるんだ…。

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泳いでる個体は昨日より多かったです。

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ブロックの配置が変わっていたのも確認。

そういえばひとつだけ気になったのが「北海道のペンギンを、みつける」と流れていたスライド。各種類毎にどこの園館で観ることができるのか紹介されていたのですが、なぜか「釧路市動物園」のフンボルトペンギンが抜けてました。

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「ノースサファリサッポロ(札幌)」のケープペンギン、「フリースペースジャンゴー(函館)」のマゼランペンギンが抜けているのは、…まあしょうがないかなとは思うのですけど。

情報

  • 訪問日 2023年8月16日・8月17日
  • AOAO SAPPORO (アオアオサッポロ)
  • 住所 北海道札幌市中央区南2条西3丁目20 moyuk SAPPORO 4階-6階
  • 開園時間 10:00 〜 22:00
  • 休園日 なし
  • 入園料 大人 2000、2200円(時期によって変動)
  • 公式サイト AOAO SAPPORO | 生命のワンダー 〜みえないものがみえてくる〜
  • 展示ペンギン
    • キタイワトビペンギン
    • フェアリーペンギン

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