ハインラインの夏への扉。
タイトルだけは知っていましたが、実際に読むのは初めてです。
いや、それどころか、ハインラインを読むのも初めてだったような…
この本がでた1956年当時、コールドスリープなどの時間を超えるネタが、SFとして、どの程度一般的だったかわかりません。
現実の技術水準は、話のスタートラインである1970年 *1 にも全然に追いついていないような気がするものの(笑)、SFのネタとしては、使われているのはゴクゴクふつうのものです。
ですから、この楽しさは、純粋にストーリーからくるものなんだろうと思います。
ただ、未来へ行っただけでは終わらない。
おや? っとなんとなく違和感を覚えていた事、後から考えればそれも複線だったのですが、が、ちゃんと後からもったいぶった後に明かされる。
読んだ後口がすっきりする本でした。
そういえば,この話のパターンって,ネギま!のパターンも一緒ですね。
あっちは,最後の跳躍をどう矛盾無くこなすのかに興味津々ですがw
最後だけ〈曲折する時間の流れ〉とか,〈多元宇宙〉を持ち出すのは無しね(笑)

- 作者: ロバート・A・ハインライン,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1979/05
- メディア: 文庫
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*1:本が書かれた14年後