ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

RM429東京 1900km 本州縦断桜前線

今年はPBPイヤーですが、RAAMもあるのでPBPには参加せず。8月の近畿主催「RM811 近畿 1300km 別府 -Japanesque-」は夏コミと被っているので断念。

でも、せっかくなら今年も1本、RMを走っておきたい。
と言うわけで、いろんな選択肢があるGW、8年ぶりのR東京主催のブルベ「RM429東京 1900km 本州縦断桜前線」に参加してきました。 

4.28 前日

関東からの参加者は飛行機輪行が多い中、移動は往復(?)ともに時間はかかるけど気楽な新幹線にしました。

どうせならと朝イチで移動して2年ぶりの「しものせき水族館 海響館」を全力で堪能。

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外国人のサイクリストが多いなと思ったら、ちょっと前に田子の浦港への寄港でニュースになっていたクルーズ船だったらしい。

funq.jp

明日の予報は雨。

日が暮れる頃から降りが強くなる予報で、前日にわらばんしさん @warabanshi が宿の借り換えを検討しているのを見てそれまで取ってあった宿を松江(346km)から江津(233km)に変更。
2日目の宿も舞鶴(江津から402km)から峰山(355km)に変えました。
3日目以降は予定通りにもどす想定です。

ヴィアイン下関

4.29 1日目 233km

06:00 山口県下関市(スタート) 〜
17:20 島根県江津市

本州縦断初日。

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ここで今回の装備、

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3月下旬に納車したフカヤのGHISALLO GE-110 エンデュランスロードにSHIMANO 105 R7000、ホイールも前後SHIMANO ULTEGRA C36。走行距離は1000kmを越えたあたり。

ボトルはCAMELBAKのボディウムと夏冬手放せない保温保冷 THERMOS FJF-580。ボトルケージはまだ暫定ながらELETEのCANNIBAL XC とCIUSSI INOX をミックス(この後、CANNIBAL XC、CUSTOM RACE のミックスに変えた)

タイヤは前後共に納車時からパナレーサー AGILEST DURO 28C。まだ余裕はあったけど後輪だけ新品にしました。

ハンドルには東北の寒さを用心してバーミッツ、フロントイトは CATEYE VOLT800、700、400 の3本、リアライトは同じ CATEYE TIGHT x2、サイコンは出たばかりのGARMIN Edge540 Solarに安定のeTrex20、スマホマウントはQUADLOCK。

収納はリアに tailfin aeropack、トップチューブとフレームバッグはRevelate Designs。

 

1200km以上のRMは昨年夏のオホーツク1300以来。

2日以上のブルベは秋に初日に膝をやって2日目にDNFした「BRM923近畿1000km米原 To C and to L」以来。痛めた膝は、その後の400kmまでの1dayブルベでは特に問題ないものの、2days以降は初めてなので不安は感じてのスタート。

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通過チェック、本州最西端「毘沙ノ鼻」

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既に入館時間を過ぎていた「島根県立しまね海洋館アクアス」を通過。

予報通りに降ったり止んだりが続く中、幸いそれほど強い降りにはならずに江津。

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その前にさらに1km先にあるローソン・ポプラでポプ弁を特盛してお買い上げ。

ここのスーパーホテルは2度目の利用。
確か前回も雨(ただしブルベではなくペンギン巡りサイクリング)、前回に引か続きフロントで駐められる所を聞く前に「お部屋に自転車入れられますよ」と拭くタオルまで差し出してくれました。神。

宿を出るときには雨上がってますようにと、雨で濡れた諸々を洗濯、乾燥しつつ、1日雨に晒されたチェーンにルブ(GOTAL-TOKYO 4663-LUB)を注して寝ました。

gotal.tokyo

スーパーホテル 江津駅前 滞在 7:00

4.30 2日目 355km

00:20 島根県江津市 〜
17:20 京都府峰山市

雨、あがってませんでした。

雨雲レーダーを確認すると1時間も待機すればあがりそうでしたが、小降りだし、じっとしているのももったいないしで出ます。

雨は2時頃に上がりました。

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夜の「松江フォーゲルパーク」を通過。

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鳥取県に入る頃に夜が明けました。
そして、スタートして1日経ってやっとお日様にお目通り、暖かくなってきたのでレインウェアも脱ぎました。

米子の先は城崎まで初めて走る区間だったのですが、先行するふぃりっぷさん @ymp1032 から通行止めのツイートが。後から聞くとこの時、三船さんも一緒にあっちでもないこっちでもないと迂回路を探してくれていたらしい。

その情報をありがたく活用させてもらって、新温泉町 浜坂(ホタルイカ水揚げ日本一の漁港とのこと)から迂回路へ。

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浜坂港で食べたお昼は、海老づくしでした。

暑い中を迂回して豊岡市を経て峰山町へ。
「城崎マリンワールド」は温泉から5kmほど離れていたので立ち寄っていません。入館時間ぎりぎりでしたし。

まだ日没まで時間はあるものの今回の最長距離を走ったこの日は、迂回もあって疲れました。

隣接するスーパーで買った夕飯を食べつつ洗濯、乾燥して寝ます。

シティーホテル峰山 滞在 7:40

5.1 3日目 301km

01:00 京都府峰山市 〜
16:50 石川県金沢市

もう少し滞在する予定でしたが目が覚めたので出ます。
ルートだけなら290kmを切る距離でしたが「越前松島水族館」へ立ち寄ったことで +12km されてます。

連日、夜は冷えます。だいたい毎日6〜7度まで下がっていました。

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天橋立、舞鶴の更に先の小浜で夜が明けました。

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「SR600京都」で見覚えがあるポイント(エンゼルライン)を通過。今日は右にも左にも行きません。

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越前海岸の通過チェックで、先を行くPEKOさん @ab_peko と入れ違いになりました。
PEKOさんは2日目までで敦賀(720km)まで走っていて凄い。

昼過ぎに「越前松島水族館」へ到着。

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2018年に同じGWに開催されたお泊まりイベント以来。

気分よく走ることができたのは、このあたりまででした。
水族館からルートに復帰した頃から左脚の膝裏のふくらはぎ側に痛みが。昨年から何度か膝を痛めてるがこの箇所が痛むのは生来初めて。

宿につく頃には歩くのも不自由になる程の痛み。

そうそう、宿の直前に薬局に立ち寄った後に生郎さん @KT500000 に遭遇しました。

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脚を引きずりつつ洗濯、乾燥近くにあった「すしべん」というお店で夕食を食べて寝ました。お寿司屋さん? と思ったら熊本にある「おべんとうのヒライ」っぽいお店でした。

脚はこれ、明日までにどうにかなるの? と不安を感じながら全力でボルタレンとか塗って冷やして寝ました。

金沢みなとホテル 滞在 8:30

5.2 4日目 312km

01:20 石川県金沢市 〜
18:00 新潟県刈羽村

連日、夜は冷えます(コピペ)

左膝の痛みは軽減してるが痛みはそれなり。あまり後に残るようなダメージは避けたいとDNFが頭をよぎりる。出力を落としてペダリングを試行錯誤して様子を見ることに。

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ルート上で唯一のPCの七尾の手前で夜明け。

しかし、まさかこの3日後にこの一帯が大地震に見舞われるとは…。
能登半島の皆様へは、お見舞い申し上げます。

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人生2回目の雨晴海岸(あまはらしかいがん)の景色はおしかった。
前回は雨だったのでそれよりマシでしたが、もうちょっと靄が薄ければ…

ここでウェアを夏モードにチェンジ。
脚は心なしか痛みも薄く回せるようになってきました。

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1000kmを越えて、昼も暑い頃に1kmほどルートから外れて「魚津水族館」に立ち寄り。
残念ながらここまでにあった「高岡古城公園動物園」「富山市ファミリーパーク」に立ち寄る余裕はありませんでした(どちらもルートから5kmほど外れる)
この辺りは立山連峰の雪解け水で名水街道、遠慮なくボトルに詰めます。

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半年ぶり4回目の親不知(昼2回、夜2回)何度走っても嫌いです。ここだけ輪行可なら遠慮なく輪行したいくらい。

幸い、昨秋に続いて入口近くに大きめの片側通行があったおかげで、ひっきりなしにトラックに煽られることもなく抜けることができました。

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気が抜けたら腹が減ったので、たまらずラーメンショップ 糸魚川店へ。

この辺りで膝に優しい(?)ペダリングも確立できたような。

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「上越市立水族博物館 うみがたり」はまだ鳥インフルエンザ予防でマゼランペンギンの展示を中止していたのでスルー(この5日後、5.7(日)から再開したようです)

宿の数km手前で、昨日、越前海岸の通過チェックで入れ違ったPEKOさんに追いつかれました。ちなみに、この日と翌日は自分より数時間遅れて宿を出る彼女に追いつかれる日々だったり。

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今夜の宿は2016年に日本縦断したブルベ、BAJ(Bike Across Japan)と同じ宿。

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メインは村民向けの大浴場と、スポーツ合宿施設。一般向けの宿泊はどちらかというとオマケですが、部屋も風呂も広々としていて食堂もあるのでがっつり食べて寝ました。

コインランドリーに置いてあったのが洗濯乾燥機で、時間が節約できたのがよかった。

ぴあパーク とうりんぼ ピーチビレッジ 滞在 8:00

5.3 5日目 294km

02:00 新潟県刈羽村 〜
17:30 秋田県由利本荘市

連日、夜は冷えます(コピペ)
連日、日が変わった頃に出るのが日課になっていてむしろ生活リズムに良い。

日付感覚が怪しくなってます。膝の痛みは更に軽減して朝から程々に走れている。

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夜の「寺泊水族博物館」

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の先、新潟市に入る手前で夜明け。
新潟市内で、むっちゃ久しぶりにお逢いしたばっきーさん @excelsior265 に迎撃していただきました。

地味に向かい風。

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笹川流れの塩工房で塩ソフトクリーム。

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薪が高く積まれていて、中で絶賛塩をつくっていました。塩、買っちゃいました。

なんだか眠気がきたので、路肩で微睡んでいたらPEKOさんにパスされました。

山形に入って、もう昼だというのにGWで入館列がものすごかった「加茂水族館」を過ぎたあたりで再びPEKOさんに合流。

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お互いしばらく食事ポイントがなかったので、酒田市に入ってすぐのお店でパスタとケーキ。

PEKOさんの力強いペースはここ迄、膝を労りつつ走っていた自分のペースより速かったのですが、恐る恐るついていくとぜんぜん大丈夫!

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PEKOさんとは由利本荘の宿まで…ではなく、その手前のにかほ市にあるペンギン…、と言うより南極スポット白瀬中尉(「南極観測船しらせ」の由来)のお墓の手前でお別れしました。
すぐ近くにある「白瀬南極探検隊記念館」は残念ながら閉館時間を過ぎていました。

由利本荘、ルート上のルートインはここもBAJの時と同じ宿。

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宿のレストランで洗濯・乾燥をしながら稲庭うどんや牛すき丼。

寝ます。

ホテル ルートイン由利本荘 滞在 8:30

5.4 6日目 263km

02:00 秋田県由利本荘市 〜
16:00 青森県青森市

連日、夜は冷えます(コピペ)

この日はゴールまで残り距離432kmを刻んで青森市までの263km。
少しだけ距離が短いのと膝も問題なくなったので気が楽。

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月が綺麗ですね。

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夜の「大森山動物園」を通過。

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太陽も顔を出して、脚の心配もなくなったのもあって飛ばし気味に通過チェックまで。

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さすがかつて日本で2番目の湖沼だった八郎潟を18位まで貶めた干拓地。北海道も裸足で逃げ出す真っ直ぐで平らな道です。

これがいけなかったのか? そうでなくても駄目だったのか? 大潟の通過チェックを跡にした直後から今度は右脚の膝内側のふともも側の筋肉が痛くなる。痛い。

能代市内でkotohohaさん @Nd2CuO4 が後ろから。付いていける状態じゃなかったのでお見送り。

出力をむっちゃ落としてロキソニンテープを貼ってみたがあまり効いている気がしません。残り距離は300kmを切って最後の青森県に入ったものの再びDNFが頭をよぎります。

通過チェックがある鰺ヶ沢までは本当にツラくて、その後もツラかったですけど今日の残りが50kmを切って少しだけ気が楽に。

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鰺ヶ沢で、イカ食べる。

青森までずんどこペースを落としつつ走っていると、なぜか先に痛みが出た箇所の痛みがひいて(ロキソニンテープが効いた?)、膝の頭が痛くなったり問題は増すばかり。

五所川原市から青森市ね抜ける峠を越えた辺りでやっと気が楽になりました。岩木山の写真を撮る余裕もありませんでした。
なんとか予定の30分遅れで宿に。
やな予感がして朝、少し早めに宿を出ていて正解でした。

まずは脚を休めて残りは明日リスタートしてから考えることに。

予定より早く出ることにします。フェリーの時刻(12:40出航 ← だと思い込んでいた、実際には13:40出航)までに間に合えば。

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膝痛の原因はもしかするとサドルが下がったりして? と宿でメジャー(宅配便の箱サイズ測り用でした)を借りて確認したら特に問題ありませんでした。

寝る時間の確保と、もう最後でゴール後の宿にはドロップバックを送ってあるので洗濯はせずにバタり。

東横イン 青森駅前 滞在 7:30

5.5 7日目 169km

23:30 青森県青森市 〜
10:30 青森県大間町(ゴール) 169km

日が変わる前にでます。
連日、日が暮れる前にチェックインして過ごしていたからかこんな時間でもぐっすり眠ることができました。

残り169km、フェリー乗船のリミット(12時 ← だと思い込んでいた実際には13時)まで13.5kmhで走れればいいのです。
出だしの膝は悪くない感じ。

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夜の「浅虫水族館」前を通過。

夏泊半島の通過チェック、…は元の対象が昨年撤去されたらしく、ちょうどkotonohaさんと合流したので共に別の看板を探して替わりに撮影。

合流したと言っても膝を労りつつなので、この後すぐにお見送りしたのですけど。

宿を出た頃は暖かかった空気が、この辺りから冷えてきました。

すぐに膝に違和感が出てきて、それが少ない出力でくるくる回して進みます。どこで痛みが大きくなるかわからないので気が抜けない。
昨晩ゴールしたフィリップさんと生郎さんが太平洋に出てから暴風向かい風に晒されていたのも不安材料。

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夜明けは横浜(青森)の菜の花畑。

むつ市を通過して残りが40kmを切ったあたりでフェリーまで残り5時間。さすがに大丈夫だろうと気が楽になりました。

海に出てから向かい風にはなったものの危惧していたほどの強さではない。

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ソメイヨシノの桜前線に追い付いた!! とツイートするくらいには余裕もあります。

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実質ゴールの大間岬の「本州最北端の地」に着いたのは10時ちょうど。
いろいろありましたが、なんとか予定の範疇でゴールすることができました。

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真のゴールのファミマは、ここから3kmほど離れているので、先に海鮮丼をいただきます。

その後ふらっとゴールへ向かっていると、後ろから三船さんに声をかけられました。

ゴールのレシートを受け取ってまったりしていると、昨日の内にゴールしていたふぃりっぷさん、生郎さん。2時間ほど先にゴールしていたkotonohaさんとかが合流。

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のんびりとフェリーターミナルへ移動して函館へ渡ったのでした。

そういえば、大間発の津軽海峡フェリーは自転車で乗ることができるのですが、このチケットが取れなかった場合、輪行袋で持ち込む難易度が高くなります。

「小荷物」という区分で「3辺の長さの和が2メートル以下かつ30kg以下の物品のみ」とのこと。ホイールを別にしてもかなり難易度が高い寸法です。ふぃりっぷさんとkotonohaさんが危うくこれに引っかかりそうになっていました(自転車枠が最後にギリギリ空いたので乗れた)

ルートイングランティア函館駅前 2泊

5.6、7 後泊

5日の夕方から7日の昼まで函館でだらだらしていました。
6日はまる一日、雨でしたし。

アニマルカフェ ジャンゴー

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パチンコ屋さんの一角にあるマゼランペンギンとケープペンギンが2羽ずつ展示されている無料のフリースペース。カフェと言いつつ自販機が置いてあるだけだったり。

五稜郭

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1月にも来たのですが、その時は一面の雪で発見できなかった「例の井戸(ゴールデンカムイ)」と噂の井戸跡を確認。

茶房 菊泉

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オススメの喫茶店と聞いて、なにも知らずに行くとまさかのラブライブの聖地。
餡がもの凄く美味しいパフェでした。

ラッキーピエロ

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ラッキーピエロは2回行ったのですが、ここは七飯町にある峠下総本店。
内装が凄かった。

城岱牧場展望台

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7日は晴れたので新函館北斗駅へ向かう前に立ち寄った函館を一望できる高台。
向こうに見えるのは箱館山です。

新函館北斗駅

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ずーしーほっきー像、なんだこれ。
北斗の拳のケンシロウ像もあったらしいのだけど知らず気づきませんでした。