ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

BRM317千葉200 2lake

AJ千葉主催、大洗発着のブルベ「BRM317千葉200 2lake」を走ってきました。

金曜の夜は早々に布団に入って日が変わった頃に起床、午前1時に家を出ます。大洗での宿泊が雑魚寝になるので、マットをビンドルラックのサイドに括り付けてみました。

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大洗までの自走距離は133kmです。
何度も行って麻痺してたのか、よく考えると宇都宮より遠いんですよね大洗。宇都宮のブルベでは自走スタートなんてしたことありません。とはいえ今日のブルベはスタートが午前8時で、受付開始は朝7時と遅め。フラットで利根川から先は信号もほとんどないので6時間あれば大丈夫でしょう(1miss)

いやよく考えるとグロス22kmhというのも、おかしいのですけど。

それでも深夜で交通量も少ない成田街道を越えて、印旛沼に差し掛かった頃にはちょうどいいペースになってきました。

その印旛沼を越えたところで車体がバウンドするような感覚がしてきます。
後輪のパンクです。
運が悪いなあ…と思いながらそれでも慌てるほどでもないので、淡々とチューブ交換しました。

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走っていると気がつかなかったのですが結構冷え込んでいます。タイヤを嵌めようとする指先の感覚が無くなるくらいです。

チューブとタイヤにはなにかが刺さっている様子はありませんでした。リムにもおかしいところはありません。パンクの原因は不明なのが不安ですが、交換している間に原因が抜けてしまうこともあるので慎重に交換します。

空気入れは「例のポンプ」+「TNI お助けチューブ」の初仕事。軽いポンピングで楽々空気が入っていきます。

ただお助けチューブをバルブから回して抜こうとしたら「プッシュー」チューブのバルブコアまで抜けてしまいました(2miss)
これ、以前愛用していた LEZYNE の携帯ポンプでもやったことがあります。どちらもねじ込み式です。
例のポンプの口金を米式から仏式に変えて、今度は直接入れ直しました。しくしく。

ところが無事自転車にホイールをセットし直して走り出そうとすると、パンパンに入れたはずの空気が既に抜けていました。
バルボコアの刺しくさしかと確認して空気を入れ直しても、入れた端から抜けています。やはりタイヤかリムに問題が残っていて、見落としたのでしょうか?

落ちついてチューブを抜いて確認すると、修理したパッチの隅から空気が抜けてました。このチューブは1度補修したものです。2回までならパッチを貼って使い回すことにしているのですけど、これは自分の修理ミスです(3miss)

ここにきて気づきます。もう替えのチューブがありません(4miss)
どこへやったのかツールボトルにパッチも入っていません(フラグ)

思考停止。

途方に暮れました。
少なくとも、この時点でスタートの時間には間に合わないと諦めました。そもそも深夜3時にこの場所から帰る手段もありません。あと寒い。

ブルベは諦めるとしても大洗には行きたいと頭が動き出したところで、初めにパンクしたチューブはスローパンクだったのを思い出した。運が良ければ、だましだまし大洗へ向えるかもしれません。
持続距離が短すぎても最寄りの駅まで移動することはできます。

再びチューブを交換して、元のルートを先ね走り始めました。
どうも8kmほどで路面の凹凸にチューブのクッションが効かなくなって、エアの継ぎ足しが必要になるようです。
この時点で大洗までの残り距離は90km、つまり10回程度の給エアで済みます。1回の給エアにつき2分掛かるので、合計20分。パンク諸々で1時間ほどロスしてしまいましたがグロスで20kmh出せれば8時半には辿り着けそうでした。

ブルベのスタートが8時なので、8時半に間に合えばぎりぎりスタートは可能です。

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軽い北風で向かい風が吹いていましたが、これ以上のアクシデントが無ければいけます。 がぜん希望が出てきました。
今日はブルベを走って、明日も200km近く走る予定だったりするので、のんびり向かうつもりだった大洗までの自走は、図らずも後先考えずに全力で向かうライドになりました。

霞ヶ浦の東をかすめて行方を通過する頃には貯金も出来て、なんとか間に合いそうと思えてきました。給エアが必要な間隔は変わらず、パンク穴が広がる心配も無さそうです。
さてここで質問です。

写真の中央にある、これはなんでしょう?

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ええと、ダウンチューブの下にあるツールボトルです。

このボトルにはチューブ、パッチ等が入っています。あまりに使わなさすぎて、すっかり存在を忘れていました(5miss)

ここで考えます。
気がついた時点で、大洗までの残り距離は50kmを切っていました。
必要な給エアは6回。×2分で計12分、赤信号のタイミングも活用しるので実際のロスはもっと少なく済んでいます。
これがチューブ交換だとだいたい15分くらいでしょうか。
さらに交換したチューブがパンクしている可能性をも考えてしまって、しばらく迷った後このまま行くことにしました。

スタート 大洗海岸県営駐車場

大洗市街地で第1ウェーブと思われる人達とすれ違いつつ、なんとか8時過ぎにスタート地点へ着きました。
スタート前なのにやりきった感に溢れています。

「もうゴールしてもいいよね」

ダメです。

ツイートしていたのもあって心配してくれていた皆さんに陳謝しつつ受付。
ダウンチューブのツールボトルからチューブを取り出して交換し、さらにさすがに替えチューブ無しだと不安なので、スタッフをしていたMさんからチューブをひとつわけて貰いました。

スタッフの皆さんに見送られつつ、最後尾の8時半にスタートしました。

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スタートして2km、大洗市街にあるファミマで朝ご飯を調達します。ハラペコです。

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そんなペースだったこともあって他の参加者に遭遇したのは、PC1直前でした。こんなに最後尾を走ったのははじめてです。

涸沼の北岸を走ったのははじめてかも。

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42.8km PC1 ファミリーマート石岡国府店

PCは多くのランドヌールで溢れていました。 スタートした時点でひと安心だったんですけど、ここまで来ればひと安心プラス1。

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前を走るCさんは200kmブルベにあるまじき重貨物。
お試しゆるキャン装備だそうでテントに寝袋を積んでいました。後ろから見ていると、サドルバッグにこの荷物だとかなり揺れます。

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霞ヶ浦に沿って走る頃に気がつきました。今日は東風が強いようです。

64.7km 通過チェック かすみがうら市水族館

いい天気日当たりも良いのですが、風が冷めたい日でした。木陰に入るととたんに体が冷えてきます。

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土浦市内でルート上にあると教えて貰っていたフレームという自転車屋さんに立ち寄ってチューブを2本買い足しました。
交換したチューブは問題ないのですけど、明日も走りますしね。

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お昼時だったのでやはりルート上にあったパン屋さんでパン活。

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Grindelwald
〒300-0301 茨城県稲敷郡阿見町青宿425-6

107.3km PC2 セブンイレブン稲敷古渡店

ここで半分を越えました。
朝から走った距離は240kmを越えているのでヘロヘロです。 ここから本格的に東風の恩恵を受けます。つまり向かい風。
ヘロヘロの脚に堪えます。

139.5km PC3 セブンイレブン神栖息栖稲荷店

ここまでくれば、あとは大洗まで北上するだけです。
ただ、時刻的には北風になるんじゃないかな…と諦めてます。

そういえばPCの直前、利根川沿いを走っている時に土手を走るAさんとスライドしました。知り合う前は休みの度に大洗へ通っている人がいると聞いていたAさんは、この週末も連日大洗へ自走していたようです。

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幸い、北風はたいしたことありませんでした。

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200.4km ゴール 大洗海岸県営駐車場

日没直後に戻ってくることが出来ました。
暗くなるととたんに冷え込みそうな空気だったのでよかった。 暖かいおでんで冷えはじめていた体を温めました。

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それにしても自業自得とはいえ、今日はブルベ前が散々でした。
最近、トラブルレスが続いていたので気が緩んでいたのかもしれません。
スタートまでの時間の余裕もなさ過ぎですよね。最低でもグロス20kmh、できれば18kmhで考えないと、パンク程度のアクシデントさえ吸収することができません。

さて、ゴールデンウィークに予定している東北サイクリングの行程を考え直さないと。