実写マリみて、見てきました!!
元々はあまり見に行くつもりはなかったのですが、ツイッターのTLでの評判が悪くなかったので見に行くことに。
チケット売り場での、
「“マリア様がみてる”を1枚ください」
「はい、10時半からの“マリア様がみてる”ですね」
受付で指さして、
「このパンフください」
「はい、“マリア様がみてる”のパンフですね」
小屋が開いた時アナウンス、
「“マリア様がみてる”をご覧のお客様、用意ができました」
という数々の羞恥プレイに耐えて見てきました!
結論からいうと、期待値を最低に設定してあったからかもしれないけど、びっくりするくらい良作でした。
マリみて好きなら見に行って損はないだろうと思ったくらいです。
まずは裕巳ちゃん。
目が真ん丸すぎ!
ずっとびっくりどっきりしているような表情で、実際にそんなシーンが多いので可愛いったってありゃしません。
台詞回しこそたどたどしいけど、それを丁寧にしゃべろうとしているのはあの時点の裕巳っぽいともいえます。
他のキャストも、そつなくできていたように思います。
(ただしこれは、ニチアサ・スーパーヒーロータイムで鍛えられているからという可能性も)
蔦子さんは何度か台詞を噛んでいたけど、まぁぎりぎり許容範囲。
メインキャストの演技のうまさでいうと江利子さまがダントツ(後述)で次点が聖さまかな?
といっても、令なんかはどこで喋ったっけ? というくらい空気だったから判別のしようがないんだけど (^^;
逆にいえばそれくらいここで不要なキャラへのフォーカスをすることなく、ちゃんと原作1巻の雰囲気を踏襲していました。
なによりも、三薔薇様は総じて抜群に雰囲気がでていたのが本当良かったです。
唯一、残念だったのが柏木さん。
せめてもうちょっとハンサム、というか大人びた雰囲気を持った人をキャスティングできなかったのかな?
彼自身が悪いとまではいわないけど、もうちょっと背が低ければ祐麒の方が似合う童顔だから…
原作でもまだ柏木のキャラにはブレもあって、後々に固まっていったから仕方はない部分もあるけど、違うな〜と感じるばかりだったのは残念でした。
ともあれ少し暗めの絵に、ちょっとやり過ぎなんじゃないかってくらいレトロ感溢れる校舎の床は誰かが歩くたびにギシギシと音をたてています。
心持ち歪んで流れるクラシックなBGM(これは劇場の音響設備のせいかも…)と相まって、見ていて不意に80年台の大映ドラマを思いだしたのは僕だけでしょうか(年寄りだから)
ちなみにこの映画、仮面ライダー(+戦隊物)分が多いです。
- 祐巳ちゃん
- 仮面ライダーOOO レズ−ル
- 志摩子さん
- 仮面ライダーOOO 泉比奈
- 江利子さま
- 仮面ライダー響鬼 あきら
(そりゃうまいよ! でももうちょっと可愛かったような…) - 蔦子さん
- 仮面ライダーディケイド 映画版のタックル
(そんなの誰も覚えちゃいないよ!) - 柏木優
- ゴーオンジャー ゴーオングリーン
(でもヘタなまま。パンフで「ゴーオングリー」と誤植されてる (^^; )
最後にもう一度いうけど裕巳ちゃんが可愛いっ!!
本当に幼稚舎からリリアンにいたのかってくらいに廊下を走る走る(笑)
蔦子さんは襲うし、戸に顔をぶつけるし、おどろくしびっくりするし、たまにがに股だしエトセトラエトセトラ。
この映画を見に行くような層にはいないだろうけど、スタッフロールは心行くまで堪能しましょう。
中の人が仮面ライダーOOOのメズールと同じというのは今朝知ったばかりなのだけど、来週からオーズを見るポイントがちょっぴりシフトしそうなくらいには気に入りましたw
望みはほとんど無いだろうけど、このキャストで続編が見たいなぁ…
今回は猫かぶりで出番も少なかったから、由乃役の人がハイテンションモードまでこなせるかはわからないけど (^^;
メディア購入は確定としても、実はそれとは別にもういちど劇場で見たい気分もあったりします。
今日見た千葉の小屋 *1 がちょっと寂れぎみだったので、都心の幕だと印象が変わるかもというのも。
*1:ここ、来年1月に閉館するらしい。