土曜の夜に観てきました。
敢えて一言で感想を言うなら、「酷いや、この映画!!(褒めてる)」
監督はどんだけ原作が好きなんだよ、と裏拳突っ込みしたくなるレベルの再現度。
3時間近くと比較的長尺の作品とはいえ、さすがにあの濃密な原作は入りきれず新聞スタンドの坊主と親父はばっさり切られているし、細かくシーンは切り詰めていますが、問題とするほどではありません。
あといくつか設定の大きな変更もありますが、むしろ話が理解しやすくなって、ついでに話を尺にまとめやすくなる意味もあるのでアリだと思っています。
まあでも、これは本当に極端な映画なんだと思います。
原作ファンを100人連れてきたら最低でも 99人は満足してくれそうなくらい素晴らしい出来だと思っていますが、逆に原作を知らない人を 100人連れてきて見せても 99人は *1 満足せずに帰って行きそうな勢いの難易度を持ってるんじゃないでしょうか。
原作コミックスだと、わからなくなったらその場で悩めるしページを戻して見直すことも出来るけど、映画じゃそうもいきませんからねぇ…
あと、原作通りに作るとあんなにエグくなるとも思ってませんでした (^^;)
封切りと同時にめっきりテレビCMもみなくなりましたし、たぶん人は入っていないんじゃないでしょうか?
僕が観た幕では意外と席が埋まっていましたが、みんな知ってて見に来ているのか、知らないならどんな感想だったのか怖い物見たさで聞いてみたい気持ちでいっぱいでした。
*1:言い過ぎな気もするけど、それでも90人は駄目そうな…