ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

掛川花鳥園

というわけで,掛川と名古屋知人との宴会のついで(若干誇張あり)にメンコミに行ってきました。
その目的のひとつが掛川市にある掛川花鳥園
掛川花鳥園は,その名の通り掛川市にある花と鳥をテーマにした一種のテーマパークです。
いつだったかテレビで紹介されていたのを観て,次に名古屋に行くついでに寄れるな〜と目論んでいました。


いろいろ理由があって出発は早朝。



5:19の行徳駅,外はまだ薄暗いです。睡眠はちゃんと取ったので眠くはありませんがメンコミの荷物が重く肩にくい込んできます。



土曜のこんな早朝にもかかわらず,ホームには結構人が。
大手町で降りて東京駅までとぼとぼ歩き,新幹線(こだま)に乗り換え。



以前からJR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」を愛用してます。乗車時間はこだまなので余分にかかったり,前日までに予約が必要だったり,対象列車に制限があったりしますが,例えば名古屋までだと,ひかりの自由席に比べて片道2500円以上安くなります。急ぎでない場合にはお薦めです。
今回も,目的地の掛川には新幹線の駅があるのですが,ぷらっとこだまに「東京−掛川」というプランが存在しないので静岡で普通に乗り換え。



40分ほど電車に揺られて,掛川駅到着。



重い荷物をロッカーへ預けて,小雨が降る中,駅から南へ。
1kmほど歩くと,巨大な温室と長屋門が見えてきます。



長屋門をくぐって受付に近づくと,早速目標物を発見ッ!!!



これこそが今日の主要な目的である「ケープペンギン*1」です。
実は,受付には20cmほどの大きさのコノハズクがちょこんと鎮座していたのですが出る時まで気付かず。受付と中に入ったすぐにある食堂に住み着いているケープペンギンにめろめろ(死語)



食堂に置いてあるストーブの前で暖を取るペンギン。
ふつうにそこらをうろついているので



思う存分カメラを寄せることが出来ます。
もちろんさわったりすることも。



撫でてさすって,



つつかれて,



寝てるところを撮ろうとして,間違えてフラッシュをたいて(別に禁止では無いみたいだったけど)起こしてしまったり,



起こしたのを良いことに,押さえつけて触りまくる。
食堂に住み込んでいたのは3〜4匹で,残りはすぐ外にある池?で水鳥たちと一緒に泳いでいました。



さぁてどこだと探すと,



発見。



さらに寄ってみる。
数匹薄い毛色をしたのがいるのを見て始めは若鳥かと思っていたのですが,側にいた園の人に聞くとそうではなく,換羽途中の個体なんだそうです。個体によって換羽のタイミングが微妙に違ったりするとのこと。
さて,そうこうしてペンギンと戯れていると(一方的にさわっているだけ)10時に。
ペンギンの餌やり時間です。
わざわざ早朝に行徳を出て,ほぼ開園時間 9時過ぎに入園したのは全てこのため。



餌の臭いにバケツに寄ってくるペンギンたち。ちなみに写真に写っているこいつら4匹は,みな2歳の個体らしい。



バケツ中の餌は小アジです。
この餌やり,1回(小アジ 6〜8匹くらい)100円で体験することができます。



サカナクレ〜



モットナイノカ?



アルジャネーカ,トットトダセヨ



ア〜,クッタクッタ
というわけで,ケープペンギンを思う存分堪能してきました。
家族連れとカップルの中,野郎が一人で嬉々としてペンギンと戯れているのは奇異に写ったかもしれませんが,そんなことを考えたのは園を出てから。
後述の鳥達も合わせて4時間以上も楽しんでしまったため,名古屋に着いたのは16:00と当初の予定よりも遅くなりました。
本当は名古屋港水族館でもペンギン分の補給をしようと思っていたのですが,今回は辞めときました。十分補給できてたし。


さて,掛川花鳥園はペンギンだけではありません。どちらかというとペンギンの方がおまけです。



花の大温室と,水蓮のプールに多くの鳥が放し飼いされている温室。



(左上)受付と温室の間にある池で飼われているコクチョウ(写真左上)とペリカン。
(右上)この花鳥園のメインの鳥であるフクロウ/ミミズク。20種以上のフクロウ,ミミズクが飼われていました。写っているのはベンガルワシミミズク。ほとんどの鳥は近づいてさわったりすることができますが,フクロウは仮にも猛禽類なのでちょっと注意が必要。なにせ爪が鋭い。
(左下)エサを嗅ぎつけて肩に止まるオオハシ。
(右下)同じくエサに群がるインコ。最大,5〜6匹に襲われました。こんなに飛んでこられるとさすがにちょっと怖い。



(左上)食い物かと思って子供の靴をつっつくヨウム
(右上)空になったエサカップ奪い(奪われた)中をあさるオウム。この後,ちゃんと取り上げてゴミ箱へ捨てました。
(左下)外にある鴨池にうじゃうじゃいる水鳥たち。
(右下)同じく外にあるエミュー牧場にいるエミュー。結構人なつっこい。囲まれてポンッポンッという空気の破裂音のような鳴き声を出されて警戒音と勘違いしてちょっとビビりました。後で調べると,別に警戒音というわけではないようです。


ここに載せた以外にも,オシドリ,白鳥,クジャク,エボシドリ,フラミンゴ,サギ,カンムリヅル,インコ,オウム,レアや他にもよく種類がわからない鳥達が合わせて数百匹飼われています。
ペンギンのことは抜きにしても,思っていた以上に楽しめる所でした。
富士宮と松江にも系列の花鳥園があって,再来年,2006年の春には神戸にもできるそうです。


掛川花鳥園を運営している加茂グループの公式サイト。
http://www.kamoltd.co.jp/

*1:最近は,アフリカンペンギンとして紹介されることが多い