こちらは、ロードバイク Advent Calendar 2025 19日目の記事です。
当初は「今年のtailfin」「The Japanease Odyssey - 日本のオデッセイ」あたりを書こうかなと考えていたのですが、ちょうど来年のLRMをエントリーしたばかりだったので
2025年の振り返り
4/30〜5/5
RM430近畿1560km河内長野 旅烏の東日本紀行
距離 1560km 獲得標高 15147m
制限時間 130時間(5日10時間) 平均速度 12kmh
スタート 大阪府河内長野市 4月30日 12時
ゴール 北海道千歳市
主催 Audax近畿
GWに開催された、大阪から北上して北海道へ向かうワンウェイLRMです。
距離が1300km以上なので平均時速は12km、1日288km走れば良いので楽ち…、うん? そうでもないですね。1300km以上のブルベってすごく楽な記憶しかないのですが、あれはそうか、1200kmまでを90時間以内で走ったその残りが楽に見えているだけですね。なんて改めて思ったり。
海岸沿いではないので獲得標高はそれなりです。実際には大きな峠は中盤までにあるので、それを乗り越えれば、具体的には群馬県まで至れば残りはなんとかなるでしょう。

大阪府河内長野市を昼にスタート。
50名の募集がすぐに埋まって追加エントリーが募集されたくらい人気だったこともあって、賑々しいスタートです。

昼スタートなので初日は短めに豊田まで209km。
ふぃりっぷさん、Annaさん、シカさんあたりと一緒でした。

2日目は、伊勢崎まで339km。
早朝のまだ空気が冷たい治部坂峠を越えて「飯田市立動物園」に立ち寄ったり。佐久までにAnnaさん、オゴウさんに追い付かれて高崎で一緒に夕食を摂ったりしました。

3日目は、仙台まで333km。
朝から夜まで雨に降られた一日でした。昨日に引き続きオゴウさん、Annaさんと共に走ります。福島から先は交通量も多くてちょっとしんどかったです。
仙台は道中唯一のドロップバッグだったのでレインウェア以外を総とっかえ。

4日目は、八戸まで314km。
うって変わった快晴の中、平泉中尊寺の前で武者行列に遭遇。

その先でオゴウさん、Annaさんに加え、序盤は落合さんと走っていたマサトさんと合流します。ずっと後ろにつきっぱなのにペースが早くてキツい。青森に入った瞬間に国道4号の路面が目に見えて荒れ始めました。

5日目は室蘭まで295km。
当初、さらに先の登別にある24時間温泉で仮眠するつもりでしたが、ここまで予定より5時間早く走れてしまっていたので宿を取りました。
時間があるならと北海道に渡った函館で「ラッキーピエロ」でも、…と思っていましたがGWを舐めてました。覗いた店舗はことごとく長蛇の列。
青森も寒さが身に浸みましたが、北海道はまた一段と冷え込みます。

6日目はゴールの千歳まで96km。
19km先にある「登別マリンパークニクス」に立ち寄るのでホテルの朝食を食べてからリスタートしました。

残り76kmは追い風で空模様も上々、千歳市に入ったところで冷たい通り雨に降られましたが昼過ぎにゴールしました。

先にゴールしたオゴウさん、マサトさん、夕刻にゴールしたふぃりっぷさんやkotonohaさん、生郎さん達と合流して乾杯!!

宣伝
8月の夏コミで頒布した、この「RM430近畿1560km河内長野 旅烏の東日本紀行」の計画から実践レポート同人誌を「BOOTH」にて通販しています。
8/11〜14
ジャパン・グランドネ2025 北海道1200km 納沙布岬
距離 1206km 獲得標高 9476m
制限時間 90時間27分(3日18時間27分) 平均速度 13.33kmh
スタート 北海道札幌市 8月11日 4時、6時
ゴール 北海道札幌市
公式 ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬
主催 AJ北海道
札幌と本土最東端の納沙布岬を往復するLRMです。過去2回、台風で500km走ったところで中止になった2014年、そのリベンジとして2016年に開催されました。どちらにも参加して2016年は無事完走しています。
9年ぶりに開催された3回目の今年は「Audax Japan」が新たに制定した「Japan Grandonnee(ジャパングランドネ)」の第1回として開催されました。いまいちよくわかっていないのですが今後も定期的に開催されるの…かな?
定期開催されるオーバーナイトコントロールがあるLRM、せっかくなら参加できるだけ参加したいとエントリーしました。
距離は1206kmで制限時間は90時間、…と27分、6km分ちゃんと制限時間が長い。

2日前から日高地方をウマ巡りしてスタート前日の午後、受付とブリーフィング。
ブリーフィングはホールで大々的に行われました。
そういえば私が海外で参加した PBP(Paris Brest Paris)や LEL(London Edinburgh London)、1001 Miglia などはブリーフィングとかなかったな。一ヵ所に集まるには人が多すぎるのと、海外だと口頭で説明されても話している内容あまりわからないですけど。

1日目、北見のPCまで340km。
スタートは暗い中出たくなかったので6時組、先にスタートした4時組みに追い付くのは難しそうです。

ルート上に点在する「ポケふた(ポケモンマンホール)」を回収してまわっていたら、比布駅前に懐かしいネタがありました。

2日目、納沙布岬で折り返して別海のPCまで300km。
美幌峠は濃い霧、今回もダメかと諦めていたところ越える直前に霧が晴れました。4度目の美幌峠でやっと屈斜路湖の展望を目にすることができました。

納沙布岬で折り返し、「根室花まる 根室店」で寿司を食べたりしました。

3日目、清水町のPCまで330km。
折り返しの夜明けに越えた美幌峠も最高の展望でした。

足寄で「足寄動物化石博物館」へ立ち寄り。「ペンギン会議全国大会」でここの安藤先生による「ペンギン古生物学」の講演を聴いて来たかった博物館。お目当ては「ペンギンモドキ」の化石展示でした。

4日目、ゴールの札幌まで236km。
レーダーを見るとピンポイントで30km先の狩勝峠に雨雲がかかってたものの、向かっているうちに止むだろうと思ったら動かず停滞してました。狩勝峠、3回来て3回とも雨に降られています。

峠を越えて緩やかに下りはじめたところで「バキッ」っと金属音とともにサドルが吹っ飛びます。ボルトが破断していました。

ひとしきり悩んでタイラップで留めました。多少ぐらつくものの尻を置いておけば安定します。まだ残り200kmありましたが、のんびり走って夜が明けてからホームセンターで調達すればいいだろうと思ってリスタートしました。

夜が明けてからもルート近くにはホームセンターはなく、結局そのまま最後まで走ってしまいました。ボルトを調達して直したのは自宅に帰ったあと。

ルート上で収集した「ポケふた(ポケモンマンホール)」です。ひとつだけ「ガンダムマンホール」が混ざってます。遠軽は安彦良和氏の出身地なんだとか。

ゴール翌日、昼から開催されたサヨナラパーティーでお疲れさま!!
夕方の便で慌ただしく帰路につきました。

10/3〜16
The Japanease Odyssey - 日本のオデッセイ
距離 2300km以上 獲得標高 46000m以上
制限時間 324時間(13日12時間) 平均速度 7.1kmh
スタート 鹿児島県鹿児島市 10月3日 8時
フィニッシュ 長野県松本市
フランス在住のフランス人サイクリスト、エマニュエルとギョームの2人が2015年に始めたウルトラディスタンス。一昨年までは新型コロナ禍での中止を除いて毎年開催されていたのですが、前回以降は2年毎となって今年で7回目。
初回の参加者は外国人のみの6名。2017年まで日本人の参加がなかったという異色のサイクリングイベントですが、当時からなんでこの主催者は日本に住んでもいないのにこんなマニアックはルートを引けるんだろう…と話題になっていました。
Japanese Odyssey is now open. だそうな。
— eijitom (@eijitom) 2015年7月1日
概要:9/13札幌スタート、知床、乗鞍、阿蘇、佐田岬を経て鹿児島ゴール、パーティは9/27開催。
詳細は: http://t.co/YmShwfRR6z
このeijiさんの投稿をRTしていて「PBPと同じ年でなければ…」と反応していたので当時から興味はあったようです(忘れてた)
The Japanease Odyssey、FBで伊吹山ってドライブウェイは自転車通行できませんけど麓までですか? と質問してみたら「君も狭い砂利道は好きだろう?」と回答が。…そうかグラベル上等のイベントだったかw
— ひであ (@hidea) 2016年1月19日
翌年、こんな主催に質問を投げてはじめて「グラベル林道上等!!」なイベントと把握し、せめてグラベルバイクを手に入れてからじゃないと厳しいと悟ったのでした。
なお私がグラベルに対応した「FUJI JARI」を手に入れたのは2019年の初めです。
以降、次こそは参加したいと考えていたのですが、中止と休暇との兼ね合いで今年やっと念願が叶いました。

今年のエントリーは84名(日本人と思われるのは13名。Andreiさんのように日本在住の人、逆にNaoさんのように海外在住の人もいましたけど)

鹿児島県の桜島をスタート。13個のセグメント、7ヵ所のチェックポイント、3つのフェリー航路をすべて通って、長野県松本市のフィニッシュラインへ向かいます。

各ポイント間は各自でルートを選ぶ必要があり、グラベルや峠を厭わず最短を突き進んだり、多少遠回りでも平易なルートを選択したりすることもできます。

こちらが実際に走った走行ログです。
結果的に走行距離 2384km、獲得標高 45509mとなりました。
グラベルは思ったより少なかったものの、かわりに片っ端から12%を越える登り坂と、落石が半端ない舗装路に苦しめられました。前半はペダルを踏み抜いていた坂も、四国の途中から何度「ギアが足りない!!」叫んだことか。
スタート直後のセグメント1からあらわれたグラベル区間、オデッセイの洗礼です。

四国のセグメント8、ダム湖脇では引かれたセグメントが古い地図で廃道でした。途中まで「オデッセイなら不思議はない」と数km進んでから、上に新しい道があることを知るハメに。

最長207kmのセグメント12は和歌山の熊野古道、舗装されていて落石がないだけで落ち着きます。

紀伊半島最後のセグメント14、こんな下りはいくつもありました。

最後の難関はセグメント18、「SR600日本アルプス」でも多くのランドヌールを阻んできた「乗鞍ガチャ」でしたが、幸い今回はすべての通過者が好天の畳平を越えることが出来たようです。

松本にフィニッシュしてエマニュエルから受け取った「ゴールデンパッチ(全セグメント、チェックポイントを走破)」。
これを受け取れたのは7名だったそうです。

え、2年後も参加するかって?
…ええっとほら、2027年はPBP(Paris Brest Paris)があるじゃないですか。「モン・サン=ミシェル」を通るルートになると聞いているので行きたいんですよね。
…さすがに同じ年に両方に参加は…(および腰)
2026年の展望
5/2〜6
RM502千葉1300km(20周年記念)
距離 1302km 獲得標高 11395m
制限時間 108時間(4日12時間) 平均速度 12kmh
スタート 千葉県千葉市 5月2日 6時
ゴール 千葉県千葉市
公式 RM502 20th Anniversary 1300km
主催 AJ千葉
GWはAJ千葉の1300km LRMにエントリーしました。
来年のGWは、他にも東京(3000km、1900km)、福岡(1480km)のLRM、たまがわ、近畿、広島、中部、日本橋、福岡、宇都宮の1000km BRM と盛り沢山すぎる選択肢があるのですが(本当に多い)、千葉県民として「20周年記念」と言われれば参加したくなるのも致し方ないのです!!(誰かへの言い訳)
AJ千葉のブルベの多くはスタートが袖ヶ浦でちょっと遠い(自宅から55km)んですけど、このブルベはめずらしく千葉市(自宅から20km)がスタート・ゴール。前泊する必要がありません。

元AJ会長 稲垣さん(inainaさん)の海外に向けたLRMの構想(他の人からも成田周辺を拠点にしたLRMの話を聞いたことがあります)から着手したというLRMは、千葉を発って氷見まで行って戻ってくるルート。帰りは昨年走った同じAJ千葉主催 1000kmを逆に辿る感じでしょうか。
主催のsinさんの宿泊想定は「330km 松本、635km 魚津、825km 燕三条、1123km 水戸」と書かれています。自分ならざっくり「330km 松本、635km 魚津」までは同じで最後は「1003km 須賀川」の3ヵ所で泊まって5日の深夜にゴールかな?
変な時間にゴールしたとしても家まで自走で帰ることができるのもいいところです。
6/20〜26
Alpi 4000 (イタリア)
距離 1329km 獲得標高 22000m
制限時間 145時間(6日1時間)BRI 151-2時間 平均速度 9.2kmh
※ BRI(Brevetto Randonneur Italia)イタリア独自の認定スタート ボロミオ 6月20日 6〜7時
ゴール ステルヴィオ峠
公式 Alpi 4000
2018年から開催されているイタリアのLRMで来年が3回目。英語で綴ると「Alps 4000」、4000m峰が連なるアルプスを意味するのだとか。
今回は年明けに開催される冬季五輪にちなんで作られたルート。ボルミオをスタートしてアルプスの山々を縫い、五輪の主要会場である「ミラノ」そしてドロミテにある「コルティナ」を巡り「ステルヴィオ峠」でフィニッシュします。
2018年は、ふぃりっぷさんやkotonohaさん、NAOさん、hideさん、Kuroさんと多くの知り合いが投稿していたアルプスの絶景に心を奪われ、次は必ず参加しようと8年越しに願いが叶います。

12月1日からエントリーが始まっています。エントリー済み。往復航空券とボルミオ前泊の予約も済ませました。
昨年の「1001 Miglia」と同じ「ミラノ・マルペンサ空港」なので今回はミラノ観光や自転車の聖地「ギザッロ教会」は別にしなくてもいいかな、と思っていたり。
8/18〜22
MGM(Madrid-Gijón-Madrid)1200 (スペイン)
距離 1224km 獲得標高 22000m
制限時間 90時間(3日18時間)平均速度 13.33kmh
スタート マドリード 8月18日 20時
ゴール マドリード
公式 Madrid - Gijón - Madrid 1200k 2026
あ、先に断っておくとエントリーはしません。Alpi 4000と被っていなければ、たぶんエントリーしていました。こう調べるとちょっと行きたくなってきますね(行きません)
スペインのLRMといえばこれ、「MGM(Madrid-Gijón-Madrid)1200」。マドリードから北上してヒホンで大西洋を眺めて折り返すルート。2005年から開催されて来年が6回目。

前回はまだ新型コロナ禍でリザルトを見ると19人、前々回の2018年が139人が完走しています。来年が6回目で規模も400人、日本からも参加する人が多そうです。
エントリーはまだ始まって折らず年明け1月15日からのようです。
当初は8月13日スタートと告知されていたそう。
10月
PAP (オーストラリア)
距離 1201km 獲得標高 10445m (2022)
制限時間 90時間(3日18時間)平均速度 13.33kmh
スタート パース
ゴール パース
公式 Perth-Augusta-Perth (PAP)
「Perth Augusta Perth(2022)」もしくは「Perth-Albany-Perth(1997-2018)」、オーストラリア西部でだいたい4年毎に開催されているLRMです。
8月の納沙布岬の後、オーストラリアから参加していた方との送別会でこのブルベの存在を知って興味を持ってました。
スタート・ゴールのパース近郊には「よりもい」の聖地のひとつ「フリーマントル港」があります。他にも近くに「ペンギン島」なるフェアリーペンギンを観察できる場所があるとか魅惑的。

前回が2022年開催なので次は来年と思っていたのですが「LES RANDONNEURS MONDIAUX」のカレンダーには記載はありません。そして、12月2日に2026年は開催されないことが発表されてました。残念。
