ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

理想的な自転車レーン

第18回 事故4割減! 宇都宮市に登場した“安全な”自転車レーン

写真を一目観ただけでわかります。
これは、いい自転車レーンです。


もちろん、このレーンをふさぐような違法駐車対策がちゃんとなされ、可能な限り逆走自転車 *1 がいなければさらに良しですが、それもそれなりに頑張って対策しているようです。


この記事の事例の場合はさらに、

自転車、歩行者の関係する事故は、カラー舗装後、約4割減少。

という結果がついてきているのがいいですね。


ただ、せっかく架空の話ではなく実在の事例の話をしているのに、

この施策に伴って、おそらくは自転車交通自体もスムーズになっただろうし、クルマの通行だってスムーズになっただろう。結果、従来クルマに乗っていた人が、自転車に乗り換える、というような例もあったかもしれない。いずれにしても「エコ」という目標に対して、プラスに働いたことは間違いあるまい。

という希望的予想を織り交ぜてしまっているのは残念。
疋田さんの嬉しさは伝わってきますが、ちょっと先走り過ぎかなという気がします。
僕のような自転車乗りなら賛同してくれるかもしれませんが、車乗りからは「そうかぁ?」と訝しがられかねません。
ここは、↑のような効果があったのかどうかの調査もして欲しかった…という書き方が適当だったのかも。


それはそれとして、記事の中で酷評されている「東京亀戸」の自転車レーンは本当に最悪です。
ここは仕事先に自転車で通勤する時によく通るのですが、
「自転車を隔離する」
そういった発想で作ったんじゃないかと思いたくなる閉鎖領域。
隔離する柵で仕切った内側の自転車レーンは舗装もがたがたで、僕のようなスポーツ自転車なら間違いなく、仮にママチャリに乗っていたとしてもできればごめん被りたいような通路に仕上がっています。


まあ、こんな車道を狭くしただけ? もしくは歩道を狭くしただけ? な自転車レーンが大挙するなか、この記事で紹介されているような自転車レーンが広まってくれることを半信半疑で(笑) 願ってます。

*1:自分は原則、逆走自転車に車道の外側は譲らないタイプ。よっぽど老若の場合だけは別ですが…