ちょうど,ひとつ前の宮本武蔵を読み終わった(id:hidea:20061221#p1) 直後にタイミング良く発刊された、マリみて最新巻を読了〜♪
今回はほんと、ひさびさぶりに満足度が高めとなりました。
ひとつ前の「大きな扉 小さな鍵 (id:hidea:20061004#p1)」も、ストーリーの展開だけならそんなに不満はなかったのですが、格別、琴線に触れるというほどでは無く。
あいかわらずの進行の遅さに対する不満を払拭するほどではありませんでした。
それはそれとして、この「クリスクロス」。
結果的にみれば、これまでの遅々として前へ進まない展開が嘘のような勢い。
その区切りのポイント,その後にエピソードはもう少しだけ残っていたのですが、なんだか感慨深くなってしまってしまい、一日ほど続きを読むのを置いて余韻に浸ってしまいました。
そんな今回にちょっとした不満があるとすれば、祥子様の動きでしょうか。
あ、カード争奪戦での動きではなく、その前、物語序盤の動きです。
ちょっと強引だったかなぁ,という気が…
あそこは、乃梨子か、そうでなければ自身で決めるような筋立ての方が好みだったりします。
もちろん、祥子様の動きが,乃梨子と相まることで意味は大きくなるのですが、それは前回で事足りているような…と思うんですよね。
最後に一つ,この後は完全にネタバレです!
あとがきで今野さんが,書いていたひと言にひと言。
時にはおあずけも悪くないと思うんですよ。
…時には?

マリア様がみてる クリスクロス (マリア様がみてるシリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: 文庫
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