ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

羅貫中 井波律子訳 「三国志演義 7」 <span class="bookoff">(ISBN:4480037373 6)</span>ISBN:4480037373:imagesmall

三国志演義,終わり〜。
巻頭 2回目で孔明が死亡。
"Dead KOUMEI makes living CYUUTATU run." をこなして,残りはその後の晋統一の時代へ。
蜀が滅び,魏が滅び,晋が興り,最後に呉が滅ぶ。


最後はちょっと盛り上がりに欠ける所もありましたが,十二分に読み応えはありました。
ただ,全体的に訳としてちょっと疑問が残る部分もあります。
具体的には,「メチャクチャ」などの表現が多用され,それがちょっと浮いた印象に感じられたり。
原文が中国語的に砕けた文章(というのがあるのかどうか知りませんが)だったりするのなら,そういった表現もありだと思ったりするのですが,実際の所はどうなんでしょう?


小説として三国志を楽しむなら,微妙に内容は変わりますが,やはり吉川英治版の方が文章として楽しめます。
もしくはもっと気楽に,横山光輝の漫画の三国志(底本は吉川英治版)か。


さあて,次は正史でも買うかな。(100冊以上溜まっている積本を片づけるのが先)