ロングライドに便利なスマホアプリ「Epic Ride Weather」を紹介します。
6月にクルーとして参加する「RAAM (Race Across America)」に使えるアプリとしてNさんから教えて貰いました。
「ルート」と「スタート時刻」「平均移動速度」を指定すると、時系列に沿って気温と風の強さ、風向き予報を教えてくれます。
これが実はRAAMに限らず、ロングライドに便利なのでは? と週末のブルベのルートを読み込ませてみたら以下の通り。
これ、ずっと欲しかったアプリですよ♪
このルートは時計回り、つまり復路は絶賛向かい風ということに。これまで主要地点の天気予報からなんとなく感じていた風向きや気温を具体的にどこで危うくなるのか知ることができそうです。
これさえあれば、寒暖差や風を制する(覚悟して諦める)ことが!!
なお予報は10分毎になっています。
有料アプリです。
試用期間として1ヶ月、1000フォーキャストを使うことができます。
1フォーキャストは1予報点、10分毎に1つ消費されます。つまり200kmのルートを時速20kmで予報すると10時間、600分、60フォーキャスト消費されることになります。
課金は、iOS版では以下の2種類 (2018年4月現在)
- 900円 1年間有効な20000フォーキャスト
- 240円 1ヶ月有効な2000フォーキャスト
課金が予報点ベースになっているのは「Dark Sky Forecast API」という予報回数による従量課金APIを利用しているからのようです。
逆にいえば、このAPIから得られる日本の天気予報の精度がこのアプリの予報精度といっていいでしょう。
前後しましたが、アプリを起動するとルートの選択画面になります。スクショはiPhoneアプリですがAndroid版もほとんど変わりません。
見ての通り「Strava」や「Ride with GPS」と自転車乗りにもおなじみのサービスに対応しています。「ルートラボ」が無いのは…まあ海外産アプリなのでしょうがありません。ただしGPX、TCXファイルのエクスポートに対応しているので、後述します。
Stravaを選ぶとログイン画面が出てくるのでログインします。
「Activities」を選ぶと過去の記録から、「Routes」を選ぶと「ルートビルダー」で引いたルートから選ぶことが出来ます。
自分はもっぱらStravaでルートを引くので助かります。
明日、走る予定の「ゆるキャン△ゆるくないスタンプラリー」のルートで試しましょう。
スタート時刻と平均速度を入力します。
正確には朝4時スタートではないのですが、富士市まではまったり走る予定だったり、身延町とかの停止時間も鑑みて欲しい時刻帯になるようにしてみました。
「WEATHER FOR THIS ROUTE」をタップします。
さて、どうでしょうか?
おおっ!? 日がのぼってから先、山梨市のほったらかし温泉までほぼ追い風になりそうです。
ただ問題は画面上部にある気温グラフです。
朝方こそ12度と肌寒いのですが、午前9時前には20度を越え昼を過ぎても上がり続ける予報になってます。
まじで? と tenki.jp で山梨市の予報を確認するとマジでした。
日没時点でも24度です。より暑い方へ移動していると考えれば、上の気温グラフにも得心がいきます。
どちらにしても午後になったら気温が下がるだろうと期待しない方がよさそうです。
ちなみに気温グラフに2箇所、ぐっと下がるポイントがあります。
これはそれぞれ本栖湖と四尾連湖の上りです。ちゃんと標高が高くなるポイントでの気温低下がでています。
GPX、TCXファイルのエクスポート
DropBoxからファイルのエクスポートを試してみました。
ルートラボで引いたルートのGPXファイルをダウンロードしてDropBoxに放り込みます。
ファイルの右にある「…」をタップすると次のメニューに。ここから「エクスポート」を選択します。
「別のアプリで開く…」から、
「Epic Ride Weatherにコピー」を選ぶとエクスポートされます。
おそらく、Androidでも同じようにエクスポートできるはずです。