day 3 (宮島 〜 神戸 336km)
午前1時前に起床。ベッドに入ったときには人気が無かった仮眠所も、仮眠に向かう人、先を急ぐ人と人気が増えていました。
そして予報通りの雨。
ただ、思っていたより小降りです。これなら平気! と無理矢理テンションを上げます。
深夜の広島を抜けて、PC8 東広島。
このPCのクローズは7時、いまは5時なので貯金は2時間。この先はPCの制限時間が緩くなるので、なんとかひと息です。
その安心のせいでしょうか、それとも単純に寝不足なのか? この後、慢性的な睡魔に襲われます。
昨日より1時間多く寝たはずですが、やはり4時間だと溜まる睡眠不足を解消するには少なすぎたのかもしれません。
東広島を出てから次のPC 井原までの間、1時間に3〜4回の頻度で雨宿りできるポイントを探してはフラッシュ仮眠 *1 を繰り返しました。いつもなら1〜2回で解消する眠気も今日ばかりは解消の気配が見えません。
後から考えれば、どこかファーストフードにでも入って30分とかまとまった仮眠を取った方が効率的だったかもしれません。
そんな仮眠を取っていると、薄目の端を反射ベストを着た自転車が2台通り過ぎるのが見えます。
よし追いかけよう! と後を追い始めると集中できたのか、不思議と眠気が軽くなりました。そのままつかず離れずでPC9 井原へ。
本当に助かりました、ありがとうございます。
フィニッシュまで残り200km、1ブルベ距離。まだ昼前なので遅くとも今日中にはフィニッシュできそうです。
岡山県を抜けて兵庫県に帰還。PC10 播州赤穂、残り100km。
ずっとしとしと降り続いていた雨もほとんど止んでいます。いつの間にか風も追い風です。
PC直後の峠を越えたところにある道の駅 白龍城で最後の腹ごしらえ。IHIの工場が見える風景は、ものすごく播磨らしい風景だと思うのは僕だけでしょうか。
ただ、ここからが長かった。
かかった時間こそいつもと変わらないのですが、カウントダウンを始めてしまったからでしょうか。体感的に進まない、なかなかフィニッシュに近づきません。
日も暮れて残り30kmとなった明石で堪らずコンビニに入って一休み。
明石大橋を横目に、須磨を抜け、名神高速の下に入り、神戸駅のスタート地点を通過。
三ノ宮駅の横を抜けて異人館通りへ上ったところで、フィニッシュ! 1000kmを完走することが出来ました。
ほんっと、疲れました。
暑さも寒さも雨風も、それぞれ本気のそれに比べるとほどほどではあったのですが、全部入りにはさすがに堪えます。実際の所、最大の難関は睡魔だったのですが、これは自分でどうにかするしかありませんね。次からの課題です。
この後、フィニッシュ近所でラーメンを食べ、カプセルホテルで一泊。夜が明けて時間制限ちょっと前に再びフィニッシュへ。
帰ってきた皆さんと健闘を讃え合い、新大阪へ移動して帰ってきました。
唯一、先に新幹線のチケットを取ってしまった為、懇親会に出席できなかったのが残念でした。
次のブルベは、7月の北海道1200です。今回の1000kmにさらに200kmを走ることになります。
1200kmというと、600kmを走った時にはまだ雲をつかむ距離でしたが、今回やっとイメージすることができました。
なんとかいけそうにも感じますが、北海道は自分にとって未知の大地。2ヶ月先に思いをはせるとドキドキが止まりません。
*1:数分地面に脱力して突っ伏す。