ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

ツール・ド・フランス 最終ステージ

終わった…


パリの周回コースに入ってはじめてのシャンゼリゼ通り凱旋門前。
日本人の別府史之がしかけた逃げが決まって、残り10kmを切るまでの7周、国際放送のモニターにこれでもか!!! というくらいの勢いで映りまくりました。
まさか、こんな嬉しい絵面を延々とみせて貰えるとは… (感涙)


そして、最後の最後に敢闘賞!!


もしかしたら、観戦8年目になるツールの中で1,2を争うおもしろさだった今年のツールについていろいろと。

日本人のツール完走(だけじゃない!)

日本人として13年ぶりにツールに出場することになった、新城幸也別府史之のふたり。
2日目からステージ5位というスプリントの強さをみせた新城に、負けじと8位に入ったフミは、さらに最終週にも堂々の7位でゴール。
ここに、↑で書いたような逃げに乗ったフミは、最終日の敢闘賞を得るに到りました!!


…お腹いっぱい。
彼らも含めた日本人ロードレーサーにとっては、ここは新たなスタート地点でしょう。
まだ二人とも若いから、もうここからは毎年日本人がツールに出場するという時代が続くような気も…、むしろ出場してください m(__)m
さらには、ジロやヴェルタにでる機会もあるでしょう。
総合を狙うというのは難しいでしょうが、ステージを勝てる力は十二分にあるはず!!

アルベルト・コンタドール 2回目の黄ジャージ獲得!

2年前の総合優勝は、最後までラスムッセンに着いていくことができた有望な新人。
上が消えたから結果的に黄ジャージを羽織ることになったけど、じゃあ自分から勝ちに行けたのかどうか…というとどうだろう? といういまいちすっきりしない取り方でした。
まぁ、それ以前に、上から順にドーピング絡みで選手が消えていったあの年はもう見るテンション下がりまくりでしたし…


いろいろあって今年!
ジロ、ヴェルタを征し、名実ともに総合最有力選手としてのこのツールは、引退前のランスを彷彿とさせる他を寄せ付けない圧倒的な力を見せつけての総合優勝でした。

最速の男、マーク・カヴェンディッシュ

ああもうねぇ、速すぎ。
最後のシャンゼリゼゴールまで、コロンビアHTCのチーム力と彼のスプリント力の前には敵はいませんでした。今年のツール6勝。
今日なんて、スプリントを始めた時点で周りに敵は皆無のひとり旅。
大笑いしながらゴールシーンを観ていました。

復活、ランス・アームストロング

4年のブランクの後にプロに復帰したランス。
さすがに、いまのコンタドールに勝つことは出来ませんでした。


それでもコンタドール、アンディーに次ぐ総合3位(笑)
来年は別々のチームにわかれるコンタドールとのガチ勝負がいまから楽しみです。

期待のアンディー・シュレク

シュレク兄弟の弟。
今年は、兄よりも上になったという前評判の通りの力を見せてくれました。
フランク・シュレクの献身的なアシストも相まって、最後までコンタドールに攻撃を続けました。


結局はコンタドールを傷つけることはできなかったものの、先が楽しみです。
タイムトライアルがもうちょっと強くなってくれれば!


ちなみに、今年山岳賞を取ったペリゾッティーは、「おまえは総合狙える選手だろう!」という気持ちが大きいので無し(ぉ