これで,井上康生のオリンピック代表は無くなったかな?
全日本柔道選手権は,オリンピックも含めた数ある柔道の大会の中でも,一番大好きな大会。
なんてったって,体重別ではない無差別で「日本一」を決める大会ですからね。
なので,個人的には代表選考なんて言われるのは不本意だったり(笑)
準々決勝
第1試合,地味に鈴木が判定勝ち。
2試合目,高井vs井上。
井上は負けたけれど,重量級の技の掛け合いは最高に面白かったです。
となると無差別級の代表は,石井慧なのか,棟田康幸なのか?
第3試合。
石井が無理無理力ずくの一本!
最終試合は,先に技有りを取って攻勢に出る正田に,棟田が起死回生の支釣込足で一本!
正田の身体が,華麗に宙を舞いました。
準決勝
第1試合目。
正田が有効で先手,しかしここまでいまいち生彩を欠いていた鈴木が,ふわっとキレのいい小外刈りで一本勝ち!
第2試合目
アナウンサー「棟田,肘を捻ったみたいですが大丈夫でしょうが?」
篠原「大丈夫です,棟田はしょっちゅうこんな感じなんで」
篠原さん…
試合の方は,互いに技が出ない中,注意を受けた棟田が敗退,石井慧の勝つ為の巧者っぷりに棟田がペースを奪われた形になってしまいました。
決勝
そうか,決勝での鈴木vs石井の組み合わせは3年連続なんですね。
ちょっと失礼かもしれませんが,なんとなく意外な気がします (^^;)
石井すごーい!!
大内刈りの有効から,寝技に持ち込んだ石井の技の巧みさ。
1本まで後2秒で解けて,技有り。
鈴木の鼻血の止血の為に間が空いた後,残り4分23秒から再開。
ここから,石井が逃げに逃げて警告(技有り相当)まで受けながらも逃げ切りで優勝しました。
押さえ込みまでが良かっただけに,観る側としてはちょっとスッキリしない内容でしたが,これも石井慧のスタイルではあります。
さて不本意とは言いつつも,気になるのはオリンピックの超級の代表。
この試合内容だと,石井になるのか棟田になるのか微妙な所です。
しかし石井のインタビュー,優勝者へのインタビューじゃないな (^^;)
そして篠原の歯に衣着せない解説は,あいかわらず好き。
超級代表
石井慧に決まったそうです。
結果は結果ですし,棟田を直接下していることを考えれば順当なのでしょう。