水木しげる,養老孟司,中沢新一,夢枕獏,アダム・カバット,宮部みゆき,山田野理夫,大塚英志,手塚眞,高田衛,保阪忠康,唐沢なをき,小松和彦,西山克,荒俣宏という羅列をするだけで豪華なラインナップが次々登場する京極夏彦との対談集。
それぞれの対談は,20〜30頁というボリュームですが,各個の方々の得手に沿った内容が濃く現れてます。
話の中で話題に上がる様々な文献のリストという意味でも,資料的な価値が感じられました。
というか,ひさびさに書籍物欲が…。
積本が増えるだけなので控えめにします。
小松和彦さんの「憑霊信仰論」なんて懐かしいなぁ。
十数年くらい前に読んだ記憶があります。
あと,面白かったひとつに靖国の話も。
神社は本来,神の魂を祀り鎮める所。
人の魂が祀られるのは,いろんな経緯で神様化した場合になるようです。特に菅原道真や平将門などの怨霊。*1
戦死者,特にA級戦犯なんて考えようによっては一番怨霊化しやすいそうなんだから,その鎮魂のためにも,より丁寧に祀るのも当然ではないかという話。
ある意味,納得しました(笑)

- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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