ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

ツール・ド・フランス STAGE 11

超級トゥルマレ,1級アスパン,1級ペイルスルド,1級ポルティヨン,1級プラ・ド・ブレでゴール。
と,累積標高差は5000mとなる文字通り中盤の山場ですw


今中さん曰く,Mt.富士ヒルクライムのスバルラインは1級山岳くらいの難易度なのではとか。

結果

最後の1級。
のぼりが始まってから,クネゴに始まって,シモーニ,モロー,アゼベドと総合の有力選手が次々と脱落。
さらに,ランディスがペースを上げた瞬間にTモバイルの最後の希望クレーデンが付いていけずに脱落。
ここで残り5kmを切って,先頭の生き残りは5人。
カルロス・サストレ(チームCSC),リーヴァイ・ライプハイマー(ゲロルシュタイナー),デニス・メンショフ(ラボバンク),カデル・エヴァンス(ダヴィダモン・ロット)にフロイド・ランディス(フォナック)。


まず,ライプハイマーがアタック。
それに付いていくことができたのは,メンショフにランディス。
さらにメンショフが,ライプハイマーに追いついた所から止まらずにカウンターアタック
これにランディスが続いて,二人に絞られるかと思いきや,ライプハイマーも必死で後ろに付く。


ここで山頂を越え,残りは下り2km。
最後は3人のゴールスプリント,先に仕掛けたラボバンクデニス・メンショフがそのまま逃げ切ってステージ優勝!!
惜しくも3番手だったフォナックフロイド・ランディスも,総合でトップに躍り出てマイヨ・ジョーヌを獲得しました。


Tモバイルのクレーデンは,トップから2分29秒差。
チームCSCのサストレが,1分52秒差。
確かに,まだ圏内ではありますが,結局今日,最後まで付いていけなかったことを考えると黄色信号でしょう。
ただ,ラルプデュエズ(STAGE 15)や,ガリビエ峠(STAGE16)とかアルプスの山々も残っているので,本命無き今ツール,この先どうなるかなんて予想もつきませんけどねw


しかし,サヴォルデッリ,ポポヴィッチヒンカピーアゼベドと,誰がエースだ? なんて話になっていたディスカバリーが全滅というのは衝撃的でした。
もちろん彼らが強力な選手なのには変わりないのですが,あらためてランスの強さが光ります。