「操作される世論、調査のウソを見抜く」 (nikkeibp.jp)
以前と違い,いまのネット社会を徘徊する人にとって「メディアは中立ではない」というのは,いまさら言うようなことではありません。
ただ,アンケートなどの一見客観的に見える記事においても,メディアのバイアスは掛かっている可能性があるという話が書かれています。
実際,ニュースで紹介されているアンケートの設問を見ても,その聞き方はおかしいだろう? と思うことが多々あります。
以前,「はてなアンケート」で遊んだ時に,
「調査によると,XBOXが所有ゲーム機のトップに!!!」
なんて,あからさまなバイアス掛けアンケートをしたことがあります。
これほどではないにしても,アンケートを見る時には,それがどれくらい客観的に行われたかどうかを頭に置いて見た方がいいかもしれません。
あと,記事で取り上げられている朝日と読売のアンケート。
- 「アメリカの武力行使への支持」 (朝日新聞)
- 「イラク問題でアメリカを支持」 (読売新聞)
という2社の設問を比較していますが,これは見てわかる通り,厳密には比較すること自体が間違っています。
もちろん,読売新聞の設問に書かれている「イラク問題」には,当時のブッシュ大統領による武力行使を含んでいるでしょう。 それでも,イラク問題の全体を俯瞰して見る時と,武力行使だけを見る時には,その評価にはなんらかの違いが出るのではないかと思います。
ちなみに,世論調査とかって何時頃してるんでしょう?
昼間だと仕事に行っている人はいないし,でも夜遅くに電話するわけにも行かないし。
統計学には明るくないので素人考えですが,調査対象自体が本当に適当なのか? という疑問は以前からあったりします。