http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000051-kyodo-soci
ロシアのKliperプロジェクトへの参加の打診がJAXAにあったそうです。
これには欧州宇宙機関も参加を検討しているとのこと。
簡単に言うと，ロシアは計画をしてみたけど金が無いので資金源が欲しいようです。
ちなみに，Kliperプロジェクトってのはこんなの。http://www.russianspaceweb.com/kliper.html
パイロット2人を含む6人の乗員。
地上から500kgの荷物を運び，同量の荷物を持ち帰ってくることが可能。
打ち上げロケットにはソユーズを使うようです。
翼があるモデルは，シャトルとカプセル型を出して2で割ったような印象がありますが，実際にはカプセル型におまけ程度に翼を付けたような感じのようです。
読み違いじゃなければ，翼は目標とする着水地点への誤差を最小限にするためにあるみたいです。最後はパラシュートっぽいですし。
アメリカの都合に左右されずに ISSを活用できるという意味では面白い話ですが，これはこれでロシアとEUの都合に左右されそうな予感（笑）
よっぽど日本が主導権を握って，種子島でも打ち上げられるようにすれば別なのでしょうけど。*1
満足に完成しなさそうな ISSがどれほど有効活用できるかとか，あと技術的な面も含めてはたして日本にメリットがあるのかはさっぱりわかりません。
なんにしても，自力で有人宇宙飛行をする気がない(ようにしか見えない) JAXAに取っては，検討に値するでしょう。
できれば自力でやって欲しいけど，やる気がないなら参加しといたほうがいいのかもしれません。
*1:EUが参加した場合は，仏領ギアナでの打ち上げは検討されている模様。
