アレクサンドル・ヴィノクロフ
第13ステージの個人TTの後のドーピング検査で陽性だったようです。
ヴィノはもちろんの事,チームのアスタナ自体がツールから去ってしまいました。
Bサンプルの検査が終わるまでは,まだ確定する話ではありませんが,もし事実だとすれば2年の出場停止,このまま引退になってしまいそうな気がします。
さらに,半分ヴィノのために結成したアスタナの存続自体危ういです。
まあ,昨年のフォナックなんかと違い,ヴィノのタニマチみたいなもんで企業スポンサーではないので,スポンサーが先にいなくなるなんてことは無いでしょうけど。
黄ジャージの行方
そして今日は,黄ジャージの行方を左右するピレネー最終日,頂上ゴール。
そのゴールに真っ先に飛び込んできたのは,ラスムッセン!!
最後の山で,コンタドールやライプハイマーのアタックを落ち着いたイーブンペースの走りで眺めていたラスムッセンでしたが,残り1kmを切った所で少しペースを上げた所でコンタドーレが遅れた,と見るや一気に引き離してのゴールでした。
タイム差は30秒以上,さらになぜかコンタドーレのチームメイトであるはずのライプハイマーが2位でゴールしてしまったため,コンタドーレとのボーナスタイム *1 の差も稼ぐことができ,総合で3分以上の差になりました。
苦手な個人TTを残しているとは言え,よっぽどのアクシデントでもない限り,ライプハイマーにとっては安全圏でしょうか。
ただ,それが起こっちゃうのもツール。
あと数日となりましたが,最後までドキドキしながら見る事にします。
*1:着順で総合のタイムがもらえる。なので同じタイムでも,3位でゴールするより,2位でゴールする方がお得。