さきほど,妙典で観てきました。
原作をぼちぼち楽しんだ人間としては,ラストでおまけしても40点くらいかな。
未見の人がどう感じるかはわかりませんが,原作で楽しんだ蘊蓄要素が片っ端から端折られてて,さらに慌ただしくて。
この作品は,アクション中心に抜き出しすとここまで面白みが目減りするんだなぁ…と実感しました。
映画の前に,「24」での採用が考えられていたらしいけど,尺を考えれば,絶対そっちの方が良かったんじゃないかと。
もし,映画を観た後に原作を読もうとか考えている人がいたら,素直に原作を先に読むことをお勧めしますw
以下,【ネタバレ注意】
ネタバレ感想
さて,映画はいろいろとオリジナル要素もあったのですが,必然性が謎。特に終盤,あんなに人間がいたら秘密が洩れるだろう…という気がします (^^;)
あと,ラングドンが明快にさくさくと決めつけていく様は,原作での迷いっぷりを知っていると笑えました。
ティービングの助け,いらんじゃん!!
サー・リー・ティービング。
イアン・マッケランの演技は良かったと思うけど,ありゃ確かに怪しいわ。Mさんが言うのもわかるw
原作では,研究者として伏線もあったし,もっと「聖杯」にまっすぐに情熱的な人物。そのためなら,もめ事と一緒に舞い込んできても手助けする好人物と書かれていたような気が(少なくともイギリスに渡るまでは)
ファーシュ警部。
原作でも,行動規範が謎な人物でしたが(最後のオチも後付っぽいノリだし),さらに謎…というか単に狂言に振り回されただけの人に格下げ (^^;)
シラス。
アリンガローサ司教と並んで可哀想な人。
原作では狂信者っぽいけど,違う。これは必用なんだと自分に言い聞かせて行動している,という位置付けと解釈していましたが,単なる狂信者に格上げ(笑)
お婆さん。
その登場の仕方は…,どうよ?