ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

ツール・ド・スイス

前の日曜日に全9ステージのツール・ド・スイスの録画放送が終了。
ジロに続いて,レース結果を耳に入れないことに成功♪
なにも知らないまま,純粋にレース観戦を楽しむことができました。


レースは,中盤までは昨年の総合チャンピオン,Tモバイルのヤン・ウルリッヒが,個人タイムトライアルでのリードを保って総合ジャージ *1 を着ていました。
中盤のステージで,クイックステップマイケル・ロジャースが,ウルリッヒに差を付けて総合ジャージを奪取。


そのまま最後のステージまで行くと思いきや,エウスカルテル *2アイトール・ゴンザレスが第8ステージの山岳でアタック!!
結果,最終の第9ステージを残して,1分以内に4人がひしめく接戦になりました。


そして最終日。
前述のゴンザレスが最後の峠でアタック,頂上付近では総合ジャージを着るロジャースに1分以上の差を付けて,前日の時点で36秒差だったゴンザレスは,この時点で暫定トップ。
峠の下り,そしてゴールまでのフラットは,ひたすら独り逃げのゴンザレスと,1秒でも差を縮めんとして4〜5人のグループで追うロジャースの勝負。


結局,差はさほど縮まらず,58秒差を付けてゴールしたアイトール・ゴンザレスが総合優勝したのでした。
大喜びするゴンザレスと,どこに怒りをぶつけてよいかわからないといったロジャースの姿が印象的でした。

ちなみに,この勝負の頃のウルリッヒはというと,のんびり…とまではいかないもののこれ以上離されないようにという走り。
まあ,彼の目標は数週間後に迫ったツール・ド・フランスにピークを持って行くことで,あくまでもこのレースは調整。
タイムトライアルでのキレは見ることが出来たので,今週末に迫ったツール・ド・フランスを楽しみにしたいと思います。

*1:ツール・ド・フランスよりもちょっと明るい黄色のジャージ。

*2:全員がバスク人で構成されているチーム。