ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー

Y氏を誘って木場の109シネマスまで観に行ってきました。


いや,すばらしいッ!!
この夏にトレイラーを観た時は結構期待をしていたものの,全米公開後から流れてくる不評を耳に挟んでいたので,B級映画なんだろうなとあまり期待せずに臨みました。
いやしかし!
そんな不安を遙かに上回る「バカ映画」っぷり!!
ナニがバカかというと「全部」!!
みごとな B級映画
個別に説明すると,映画を全編語る必要があるくらいのでした。
オタクに映画を作らせた時の,失敗作の見本のような作品ではないでしょうか。
監督は,長編を撮るのは初めてという話を聞きましたが,映画自体どれくらい撮ったことがあるのか興味があります。


しかし,これが不思議にも怒りのような感情は感じないんですよね。
観ている途中からそうだったのですが,いま思い出しても笑えてくるんです。
というか笑うしかない。
もうちょっとこうすれば…というレベルじゃなくて,映画としての体裁を整えてないと言った方がいいからかもしれません。
一種,諦めから来る達観した心持ちで観ることが出来ました。
強いて言えば,ラストシーンはどうにかして欲しいかな。
どうにかしたところで,評価は一分とも上がりませんけど(笑)


僕の評価としては,スチームボーイや,キャシャーンを下回る今年最低の映画でした。
まさか,今年中にそんな映画に出合うことになろうとは考えても観ませんでしたけど。
ちなみに,スチームボーイや,キャシャーンの時に観ていて感じたようなストレスはあんまし感じなかったのですが,何故でしょうか?
確かに映画としての出来は,以上の2作品以下だとは思うものの,これらの作品よりは楽しんだのも事実です。


ネタ映画として,
もしくはカーチスが観たい人には,価値があるかもしれません。