ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

人体の不思議展

「今日の一日」でも書いたとおり,東京フォーラムで開催されている「人体の不思議展」を観に行ってきました。
5〜6体くらいの人体標本と,各臓器の展示があるのかな〜と高をくくっていたのですが甘かった。
ゆうに20体近くの全身標本と,各臓器について3〜4個づつの臓器標本となかなかの規模の展示会でした。
この展示会の人体標本は,生身の人体をプラストミックという技術で固めた標本なんです。ぶっちゃけ樹脂で固めたような印象を持ってもらえればいいかと。
実際に本物を見てみると,想像していたよりは生々しくはなかったです。
なんか,よくできたプラスチックの人体模型…って感じでなまっぽい感じがない。
ほとんどの全身標本の表面が,皮が取り除かれた筋肉に覆われた状態だったのであまり現実感を感じなかったというのもあるかもしれません。
さすがに,皮膚に覆われている部分を観ると「ああ確かにこれは死体だなあ…」と思います。
全ての展示が面白かったのですが,その中でも血管だけを取り出したシリーズは感心しました。
肺,肝臓,腎臓,手,足などの血管に樹脂を流して固め,その血管だけを取り出した標本で,ぱっと見ただけで動脈から静脈への流れが一目瞭然でした。
展示の売りのひとつである「触れる標本」は,1体+脳味噌1個ですが,十分堪能できた展示会でした。