ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

卓上カレンダーでふり返る2022年

「ロードバイク Advent Calendar 2022」の22日目です。

adventar.org

毎年、年末になると「TOLOT」というサービスで自分用の卓上カレンダーを2個つくっています。1個はペンギン、もう1個は自転車の写真でまとめたものです。

2022年の12月は紀伊半島一周Reverseで通った橋杭岩の日の出

この卓上カレンダーの為に「12枚」を選ぶのは地味に大変で、今年も当初ピックアップした40枚くらいの中から厳選に厳選を重ねて選んだ12枚の写真で今年1年を振り返ってみました。

1月21日 冬の北海道

雪舞う小樽運河

初っぱなから自転車じゃありません。
逆に2014年の夏に生まれて初めて北海道へ渡って以降、7回目の北海道にして初めて自転車を持たずに来ました。

「旭川空港→旭山動物園→おたる水族館→円山動物園→新札幌サンピアザ水族館→新千歳空港」と冬の北海道ペンギンを満喫する行程。

来月にもまた2回目の自転車持たず北海道旅行へ行ってきます。次は「新千歳空港→登別マリンパークニクス→函館→函館空港」を予定しています。

2月12日 雪の房総半島

同じ雪でも房総半島の山の中

2枚目はAJ千葉主催のグラベルブルベ「BRM212千葉200km 千葉で砂利道」から。
と言っても前日から降った雪でブルベ自体は中止、かわりに一部のルートを走る走行会になりました。

雪と凍結だらけの房総半島の山の中は楽しかったですけど、雪がなくても時間が掛かるグラベル。ブルベとして走っていたら間違いなく制限時間以内に完走できなかったでしょう。

3月12日 富士山

明神峠手前のパノラマ台から山中湖と富士山

3枚目はAudax近畿主催の「BRM312近畿200km秋葉原(裏) 湖畔巡り熱海」から。
同時開催だった海沿いを巡る「(表) 岬めぐり熱海」と違って、秋葉原をスタートして山中湖を経由して熱海へ向かう坂マシマシのルート。2021年春に開通した「はこね金太郎ライン」をはじめて走ったのもこの時でした。

そういえばゴールした後は輪行で静岡へ移動し、翌日の日曜は大井川鉄道沿いをゆるキャン△巡礼したのでした。

4月30日 阿蘇

阿蘇パノラマライン、左右の牧場にはウマが放牧されていた

4枚目はGWに走ったAJ福岡主催のLRM「飛梅1200km」から。
九州をぐるっと一周するこのブルベは天気にも風にも恵まれて、過去走ったどのLRMよりも余裕を持って走り切れた気がします。

冬コミの新刊「LRMの(雑な)計画と(弾力的な)実践」でもがっつり紹介しているのでよろしくお願いします(宣伝)

5月5日 阿蘇 その2(大観峰)

阿蘇大観峰から阿蘇カルデラ、遠方に阿蘇五岳を望む

5枚目は同じGWで同じ阿蘇から。LRMを完走した翌々日、阿蘇外輪山の稜線上にあるミルクロードをのんびりサイクリングしてきました。

大観峰へ来るのは3度目だったのですが、1度目は日が暮れてからで真っ暗闇、2度目は「SR600阿蘇」の終盤で展望台まで歩く体力的余裕もなかったので、山頂(?)まで来たのは初めて。

ちょっと雲が多めで肌寒かったものの、来たかいがある展望でした。

6月4日 校庭キャンプ

校庭キャンプは初開催から4年目にしてなお盛況

6枚目は身延の校庭キャンプから。
富士山の向こう側、本栖湖から富士川へ下ったところ。ゆるキャン△でナデシコたちが通う本栖高校のモデルとなった「旧下部小学校・中学校」の校庭で定期的に開催させているキャンプイベントです。

ゆるキャン△で始めたキャンプは今年はいろいろあって4回だけでした。その内3回は校庭キャンプだったり。さらにその内の1回はこの週末でこれから準備すます。

この写真の時は6月にしては暑く、日が暮れるまで汗だくでした。出店のかき氷が美味しかったのをよく覚えてます。

6月11日 BRM300km 100周年

船橋港親水公園 深夜0時 スタート

7枚目は校庭キャンプの翌週、AJたまがわ主催の「BRM611 大洗・銚子300 CENTENAIRE」から。

昨年の「BRM911 200km」から順次開催されている100周年ブルベの300km、深夜スタートは苦手なのだけど、せっかくならホームのAJたまがわで走りたかったので。これが300km記念メダルゲットできる最速ブルベだったというのもちょっぴり。

8月2日 北海道は涼しい

PC3 抜海駅、2日目の早朝にばらばらにスタートした4人が邂逅

8枚目は今年2本目のLRM、AJ北海道主催の「オホーツク1300km」から。
N2開催だったブルベはスタートから独りで、ここまで幌加内で1人だけ遭遇しただけだったのが偶然2日目のここで4人が遭遇したという1枚です。この後も自分を含めて3人以上と同時に落ち合うシーンはありませんでした。
この日は、宿を出てしばらく小雨に降られたのですが、ちょうどこの辺りで雨も上がってレインウェアを脱いだところです。

このブルベも冬コミの新刊「LRMの(雑な)計画と(弾力的な)実践」でみっちり紹介しています(宣伝)

8月4日 ウマ三味

新冠町 サラブレッド銀座駐車公園

9枚目も上に引き続き「オホーツク1300km」から。
日付を見てわかる通りブルベ4日目です。この日は日中10時間で150kmしか走ってません。ほとんど日高地方の競走馬牧場でウマを観ていました。

諦めていた「ゴルシ」ことゴールドシップに拝謁することができたのは一生の想い出です。一生の想い出と言いつつまた行きたい。一生の想い出は何回あってもいい。

8月21日 RAAMの前哨戦

津軽半島を十三湖から横断する夜明け頃

現在、来年の2023年6月にRAAM(Race Across America)に参戦する計画を立てています。さすがにソロではなくチーム参加(8人チーム)ですけど。10枚目はそのRAAMのクオリファイを取得できる日本唯一のイベント、JUCA(日本ウルトラサイクリング協会)が主催するRAA(Ride Around Aomori)から。

RAAMのエントリーにクオリファイが必要なのはソロのみでチーム参加には不要です。なのでこれもチームで走る練習が主な目的でした。

RAAM参戦については、おそらく年明け辺りにあらためて告知がされると思いますので応援よろしくお願いします。

10月7日 おそろしや 天険 親不知

親不知のトンネル群入口、恐怖の始まりはここから

11枚目は、Audax近畿主催の「BRM923近畿1000km米原 To C and to L 」より。
映えない写真ですが、はじめてDNFした1000kmブルベ(それもメンタルではなく身体の故障でブルベをDNFしたの自体がはじめて)だったので1枚差し込みました。

親不知を通過するのは3回目。米原駅前をスタートして300km走ったこの頃はまだ故障した膝はなんともありませんでしたが、ここから50km先で自転車を降りて歩いたら左膝の腱に激痛が走ったという。

この翌日に走り続けられないかとペダリングを試行錯誤して200kmほど走ってしまった後遺症が2ヶ月経ったいまでも残っています。素直に直江津で止めておけばよかった。

11月4日 震災は未だ終わらず

国道6号、福島県双葉町

最後の12枚目は、ARいわきが主催した200kmブルベ「BRM1105いわき200km 二関めぐり」の前日に走った国道6号 福島県双葉町から。

国道6号の福島県沿岸部は2011年の東日本大震災に伴う原発事故以降通行が制限され、2014年に自動車が、2020年にバイクの通行ができるようになっていましたが、自転車と歩行者も2022年の8月末、実に11年半ぶりに通行可能になりました。

そのニュースを知ったのが10月はじめ。
既にARいわきが初めて主催する200kmブルベにエントリーしていて、そのついで(?)に仙台の「仙台うみの杜水族館」へ行く予定を立てていたので、じゃあ仙台からいわきへは国道6号を走ろう!! と走って来ました。

国道6号じたいは問題なく通行できるものの双葉町や大熊町にはまだ多くの帰宅困難区域が残っていて、交差点の多くも左右はバリケードで封鎖されています。封鎖されていない交差点でも「バイク・自転車・歩行者は左折できません」という看板が立っていました。いくつか設置されていた線量計も少し高めの数値(0.5〜1.2 μSv/h)を示していたり、まだ震災は終わっていないのだなと改めて実感させられます。

 

以上、今年の12枚でした。

年越し準備は完璧です。

ペンギン版(こちらもその年に撮った中から12枚選んでいる)もそうですが、翌年1年間、月が変わる毎に去年ここへ行ったな、あそこへ行ったなと振り返ることができる卓上カレンダー、オススメです。

最後に、文中でなんどか(宣伝)した同人誌「LRMの(雑な)計画と(弾力的な)実践」は冬コミで頒布予定です。