確かにここ数年のドーピング体制や,実際に違反でレースを去る選手を見ると,これからドーピングをはじめる選手は,ほとんどいないのかもしれません。
ただ逆に言うと,これまでやっていて運良く検査をすり抜けていた選手にとっては,ある日きっぱりと止めるというのも難しいのかも…
続けているということは,確実にパフォーマンスが上がると実感しているからでしょう。
そしてそのパフォーマンスが下がる時,上位にいる選手は凡庸なプロになる覚悟を,中位未満の選手はプロでいられなくなる覚悟をしなければいけません。
続ける選手は,その誘惑に抗うことができなかったのでしょう。
もしかすると見付かるのは運が悪い奴だけ,なんて思っているのかもしれません。
さすがにここまでくると,僕自身はサイクルロードレース界がいきなり真っ白になるというのは期待していません。 今後も,そういった選手が除外されていくことで,少しずつでもサイクルロードレースがクリーンになればいいと思っています。
それこそ,1世代ぐるりと廻れば,結構クリーンになるんじゃないでしょうか(笑) *1
そうは言いつつもツールの残りステージ,新たな違反者が出ないことを願わずにはおれません。 *2
まだ大丈夫,昨年のヴィノ,ラスムッセンが除外された時ほどには僕自身の熱は奪われていません (^^;)