ざっと,動物毒,植物毒,麻薬,微生物毒,人口の毒と一通り紹介しているので,雑学としては面白い。
毒と言いつつ,半分は薬の話にもつながっていますし。
ただ,1984年発行の本 *1 なので,古くから知られている毒の話はともかく,比較的最近の人口化学化合物系なんかは,はたしてどの程度いまでも通用する科学知識なのかが謎。
近年話題にのぼる,環境ホルモンなんて書かれていませんし。
DDTとかは,毒性よりも,使えない事によるマラリア蚊による死者の方が圧倒的に多いということで,特に熱帯地方では見直しが考えられているとか聞きます。*2
ブルーバックスには見当たらないので,他をちょっと探してみようかな。