ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

P2P地震情報

http://www11.plala.or.jp/taknet/p2pquake/


前から存在は知っていたのですが,地震情報をP2Pネットワークを通じて伝送するソフト。
16日にあった地震の後に導入してみました。
主な機能は,以下の3つです。

  • 気象庁が発表する最新の地震情報の自動チェック
  • 各ユーザーによる揺れ情報の発信
  • (地震に関する)掲示板

全ての機能でP2P技術が有効に働いています。


さて,今日福島の方で地震があったのですが,この時に2番目の機能「各ユーザーによる揺れ情報の発信」の面白さを初めて体感したんですよ。
導入以降,なんどか体感地震があったのですがそのほとんどは関東圏。
いちおう自分からも揺れ感知情報を発信していたのですが,この時も感知情報集計マップの数が,震源からの距離の順に増えていくのを見ることができてました。
ただ,今日の地震の時は…

(ピンポーンピンポーン♪)[ソフトの感知情報が警告音と共に表示]
ん,地震なんかあったっけ?
…ん〜と,これは仙台以北かな。
[2〜3秒くらいして]
おっ,揺れはじめてきた!? おぉーーー!!?
僕も感知情報を発信しないと!!
[地図上の関東圏の感知情報がみるみる増えていく]

といった感じ。
つまりこれは,地震の伝達よりも,東北地方のユーザによる地震情報が先に届いた,ということになります。


ぶっちゃけて話として,大地震の際に致命的な被害が起きるとすれば地震の震源地近くだと思うので,地震への備えという意味では大きく役に立つかどうかは微妙です。
でも,P2Pソフトウェアの試みとしてはかなり興味深い。
個人的にP2Pネットワークでは,やってみたいことがありますし。