筑波の湯川進太郎講師による検証では,
暴力的なゲームによる,言動の暴力化はみられるものの,
実際の暴力的行動となると,逆に普通のゲームよりも低下する傾向も見られたとのこと。
コメンテーターとして自主規制側の方が来ていましたが,
暴力的なゲームによる影響は理屈としては考えられるが,実際に実証されているわけではないとの弁。
また,暴力的なゲームが増えた理由としては,
現在のゲームの主力購買層である20代へ移ってきた。
ゲームを見る目に肥えている彼らに向けて作られたゲームは,自然とより過激な物に成りがちになる。
それらのゲームが,10代に手に渡るからこそ問題になるのではないかという話でした。
続いて紹介されたのは,有害図書でゲームを含めることにした埼玉県の例。
ゲームは,書籍やビデオと違ってチェックに時間がかかるという問題がある。
で,今回紹介されていたのはお馴染み「GTA」
検証を1ステージのみで諦めたのにも関らず 30時間もかかってしまったそうです (^^;)
…やったことないけど,いくらなんでもそれは掛かりすぎ(笑)
あと,ゲームが発売されてから検証,会議をするため,実際に有害図書指定されるのは早くても1ヶ月後となり,このままではゲームの販売には特に影響が与えられないという問題もあるようです。
先の検証を行った湯川氏は,もっと検討していかないとと言っていましたが,ゲームだけではなく,小説・漫画・テレビも含めた様々なメディアを包括した検証を,もっと多くのサンプル数でしてもらいたいですね。