先週の話になりますが，Gさんがコミケの原稿で行けないということでチケットが空いているとのこと。
以前から，観に行ったまわりの面々の面白かったという感想を聞いて興味は持っていたので渡りに船とばかりにチケットを譲ってもらって観劇してきました。
内容は，加山雄三が演じた往年の名作？若大将シリーズをいま復活させようと悪戦苦闘する映画会社の話。
舞台が上下に分かれ，下の壇で繰り広げられる実があるのかないのかよくわからない会議の中で出たアイデアを，上の壇で再現するというのが基本的な構成。
案の定，ばかばかしいアイデアばかりが披露される中，いきなり脚本家役の人の思い出話へ…
話の展開が見えなくなって不安に感じながら観ていたのですが，紆余曲折をえて，最後の最後にこれまで出てきたばかばかしいアイデアが見事（？）に融合した若大将映画が完成してしまいます!!
終わってみれば，なかなかキレイにまとまったいいお話でした。
あと小ネタが多いッ!!
軽く100を超えそうないきおいで小ネタが降り注いできます。
「僕の故郷ではバレンタインデーをボビーデーと言ってチョコの代わりにガムを渡していた」というロッテネタから，映画会社の社長がことある毎に誰かにぶつかったり。
単純にそれだけでも面白いのだけど，「僕の眼鏡違いだったようだね」という台詞と共に（度の合っていなかった？）眼鏡をかけ直したりする始末。
よくもまあ，こんなに小ネタを挟み込めるもんだと感心しました。
この舞台。
「これくらいの面白さかな？」
と事前に考えていた予想を遙かに超えて楽しんでしまいました。
見事なくらいにハマッてしまったので，冬の次回作も是非観に行こうと思ってます。
しかし，「アルプスの若大将」ってのは本当に存在するのか…
劇中では「アルプスの少女 若大将」だったけど（笑）
