ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

皇帝ペンギン (原題 : LA MARCHE DE L'EMPEREUR)

ちょっと夕刻に時間ができたので,皇帝ペンギンを観てきました。
ちなみに平日とはいえ,客席には僕を含めて5人(笑)
映画館全体が空いている感じでしたが,あんまし夏休みとかは関係ないようですね。


観たのは吹き替え版。
神木隆之介君が子ペンギンの声をあてているという紹介を見たことがあったので,ペンギン視点の台詞があるだろうとは思っていましたが,あるとか無いとかではなく全部ペンギン視点の台詞でした。
ナレーション的な台詞もあるにはあるのですが,これも母ペンギンの独白だったりします。
これは好き嫌いが分かれそうですね。
僕はあんまし好きではありませんでした。
もっと客観的な解説に仕上げた方が好みなのですが,ただこれも,子供向けと考えるとありかもしれません。


それよりも,つがいの絆の深さを人間の感情で語ってみたり,皇帝ペンギンを語るならこれは説明しておいた方がいいだろうってこと *1 が抜けていたりと言う内容に関する不満の方が大きかったりしました。


まあ個人的には,DVDで,声+BGMをカットする機能を付けてくれれば文句ありません。


そうは言っても映像自体は,「ペンギン好き」にはたまらない内容です。
自称ペンギン愛好家なら観て損はありません。
写真などからだけでは知ることができない彼らの極寒での子育ての一端を垣間見ることができます。
そうで無い場合は…,寝ちゃうかも。


あと,パンフレットの購入をお勧めします。
上田一生先生による写真と解説は,映画よりもよっぽど丁寧でわかり易いです(笑)

*1:卵を足に載せること,彼らのテリトリー意識の無さ,雛の集団クレイシーが形成された辺りの親ペンギンの餌やり etc.