ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

木原浩勝・中山市郎 「新耳袋 現代百物語 第一夜」 <span class="bookoff">(ISBN:4889915486 12)</span>ISBN:4889915486:imagesmall

恐い話に対する耐性というのは人それぞれですが,僕は苦手です。
嫌いではないんです,むしろ好奇心的には手にとって読みたくなる方だったりします。
でも苦手。
どれくらい苦手かというと,この本,夜には読んでて恐くなってきてある所から先を読めませんでした。
こういう時は,窓の外や部屋の隅,明かりが消えている隣の部屋等,暗がりに視線を移せなくなってしまいます。
今日も昼間,打ち合わせに行く電車の中で読んでいた時も,ひとしきり寒気を感じながら読んでいました。
内容的には,計算されたホラーではなく,うす恐ろしげな不思議な現象や,それを伝え聞いた話を1〜4ページの短い区切りで積み重ねているだけです。
もちろん,なんとも感じない話も多いのですが,全体的にはなかなか恐かった本でした。
なおこの本,「一晩完読」を推奨していますが僕にはとてもとても…。


名古屋にいた頃に既に第四夜まで買い揃えてあるのですが,昼間にしか読めない本となると読む時期を選ばないとな…。