ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

火星への旅

「「月面基地から火星目指す」 米大統領が新宇宙戦略」 (asahi.com)
宇宙にロマンを感じる人間としては,あのブッシュさんが言った話だとしても思わず振り向いてしまいます。
ただ,ひとつ想うのは,月面基地,そして火星への旅の目的が希薄に感じること。
当時のソ連と宇宙開発競争でしのぎを削り合い(負け続け?),多くの人々にも「宇宙」がロマンの対象であったであろうアポロの時代は,ケネディ大統領が「俺たちゃ,月へ行くんだ!」というだけで,それなりに意義はあっただろうし,皆がその気になったかもしれません。
人間が最後に月を離れてから32年,ほぼ僕の年齢に近い期間人類が月へ行くことがなかったのは,なににもまして人間が直接行くメリットがそれにかかる費用ほどないからです。


僕みたいに,月面基地に火星への有人飛行というキーワードを聞くだけで胸湧き踊る人間はほっておいてもいいんだけど,普通の人は,それだけじゃあついてきてくれないでしょう。
最低でも,議会を味方につけないと構想も絵に描いた餅です。
それとも,僕が思っている以上に,アメリカでのブッシュさんのカリスマ度は高いのだろうか?
ついでに,NASAの予算を10億ドル追加した程度で行けるのかな…という構想自体への不安も…。