多くの渡り鳥の渡りの映像を記録映画風に仕上げたフランス映画。
ドキュメンタリーと紹介されていることもありますが，正確にはドキュメンタリー映画ではありません。
この映画，2ヶ月ほど前に映画館で観たのですが，ドキュメンタリーとはまた違って作られた渡り鳥たちの映像の仕上がりが想像以上に良く，今回発売された DVDも脊髄反射ゲットしたのでした。
ちなみに，「作られた渡り鳥たちの映像」というのはどういうことかというと，撮影するための多くの鳥たちを卵から育てて撮影に用いる軽量飛行機や，車，ボートなどの音に馴らし，それによって，編隊を組んで飛ぶ鳥たちを極近影から撮影して映像を作ったということなんです。
ただ，確かに野生の鳥を記録したものではないのですが，空を飛ぶ鳥たちはすべて本物。初め映画を観た時は，カメラ大空を飛ぶ鳥のいくらかはさすがにCGだろう…と信じていたくらいです。
こういった映画だからこそですが，特典映像として付いていた50分のメイキングは面白かったです。
鳥たちを育てるところから，5つの撮影チームが世界中で4年の歳月をかけた様々の様子が記録されていました。
でも本当は，メイキングとはまた別に未公開映像 90分とか欲しかったですね。
撮影したテープは260時間分，実際の映画は90分なので，映画を観た直後にもっともっと魅せて欲しいと思ったのを思い出しました。
