ちょうどアニメ「宇宙よりも遠い場所」が放映されていて南極づいているので、名古屋港水族館の目の前、名古屋港ガーデンふ頭に係留されている「南極観測船 ふじ」を見学してきました。
名古屋に住んでいた頃にはなんどか来たことはありましたが、関東に越してからはたぶんはじめてです。
1965年末の第7次隊から、1983年春の第24次隊までの18年間、日本の南極観測を支えてきた砕氷船です。
新旧しらせと比べると排水量、積載能力ともにおよそ半分ということもあって、どうしても小さく感じてしまいますが、近づいて見上げると威風堂々。
見学は300円。
名古屋港水族館とさらにポートビルにある展望台や海洋博物館とセットにすると割安のチケットもあるのですが、水族館とふじなら別々に買った方が安かったりします。
各所に蝋人形が配されていて、知らずに室内を覗くとちょっとびびります。
ペンギンモチーフのメダルやら盾やらが多いのはうれしいところ。
まあ、掲げられる旗からしてペンギンですしね。
幹部と先任海曹を除く一般乗組員の居住区だそうです。3段ベットと2段ベットが所狭しと並んでいます。
こちらは観測隊員の寝室。2人部屋と4人部屋があるとのこと。
ブリッジにものぼれます。
艦長席に置いてあったミニオンのリュックは…忘れ物?
甲板には実際にふじと共に南極へ行き、昭和基地への輸送に使われたヘリコプターが。
外には雪上車も展示されていました。
雪上車の近くにはタロジロの像もあります。
彼らのエピソードはふじではなく宗谷の頃なんですけどね。
その気になれば戦後全ての南極観測船が見学可能なので、是非、巡ってみて下さい。
自分も2017年春の再公開時に改修されたと聞く宗谷をひさしぶりに見に行きたいところです。
初代「宗谷 PL107」
2011年9月 船の科学館にて *1
二代目「ふじ AGB-5001」
三代目「しらせ AGB-5002」
2017年9月 船橋埠頭にて
現役の「しらせ AGB-5003」
2010年11月 大井埠頭にて *2