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ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

フランス日記 アルプス4日目 ツール・ド・ラン

自転車

起きてまずは窓の外を確認!

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お、路面は濡れてるけど晴れ間が見える!!

…けど、朝食時にはだだ降りでした、あれ?

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朝食は、お馴染みのパンと牛乳に加えてフルーツ。プラムが美味しかった。

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どうなるかと諦めていた天気は、昼に向けて解消へ向かう予報に変わっていました。雨雲レーダーで雲の切れ間を狙って宿を後にします。

そういえば宿からも見えたブルジェ湖は、スイスと国境で分けるレマン湖を除くとフランスで最大の湖なんだそうです。

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そのブルジェ湖と結んでいる小川をたどって走ると、ローヌ川に出ました。雲は張り出していますが、雨は降らずに保っています。

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数km、ローヌ川沿いに南下して堰の上で渡河。
さらに山間部を抜けて、アンベリュー=アン=ビジョイを目指します。正確には、目指すのはそこから10kmほど南下したところにあるラニューという街です。昨日は雨予報で諦めかけていたヨーロッパツアーのステージレース「ツール・ド・ラン」このエタップ3(第3ステージ)のデパール(スタート地点)がラニューという街です。…地図でみると大きめの村っぽい気もしますが。

元々は、宿から15kmほど北方にある「グラン・コロンビエ峠」を越えてその南側にある「バロン峠」でレースを観戦。というプランでした。
ただ、予報は晴れ基調に改善したとはいえ山の天気、峠で雨に降られるのは勘弁したいなとデパールへ向かうプランに計画変更。…天気以外にも理由はあったのですけど。
レースのスタート13時の30分前までには行けるはずです。

…いま思うとちょっとぎりぎりな計画ですね。

ちなみにこの山間部はローヌ川を境に、地理的にはもうアルプス山脈ではなくジュラという山脈 *1 に属するとのこと。

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ローヌ川を渡って山間部に入ると、みるみる青空が広がってきました。

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いくつか目の街に入ると、交差点毎に反射ベストを着た人が立っています。街を抜けた所でもまだ立っている人がいるのを見て気がつきました、ここはレースのコース上です。あとで確認するとスタートから40km地点。

気がついたちょうどその時、フランス語でアナウンスを流している先導車が目の前を通り過ぎました。先に話した13時のスタートはプロのレース。実は午前中にアマチュアレースがスタートしています。

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ほどなくして集団が通り過ぎていきました。アマチュアといえどレース、走っている人の表情は真剣そのものです。今日走るルートでレースのコースと被っているのはほんの数kmだったので、これは運が良かった。

満足したところで先を急ぎます。

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ジュラ山脈の谷間に入ってから、ずっと線路沿いを走っています。30kmくらいは併走していたはずなのですが、見た電車はこれっきりでした。

アンベリュー=アン=ビジョイの市街地に入ってすぐに左折、ちょっとした峠を越えて村を2つほど通り過ぎるとラニューの街に到着。

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地図からは大きな村くらいを想像していたのですが、結構大きめの街です。街のそこらかしらにツール・ド・ランのポスターや幟が下がっています。

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デパール(スタート地点)はこちらという案内を頼りに街の中央へ。

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見えました! チームバスの群れです。

ヨーロッパのプロチーム自体はツアーオブジャパンやジャパンカップ、埼玉クリテとかで目にする機会も多くなりましたが、こればかりは日本に持ってくることはできません。

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人だかりの隙間から興味津々に覗くとバスの貨物室に洗濯機が見えたりして生活感が感じられます。

さて、このツール・ド・ラン。観戦を計画した時にはまだ選手どころか参加チームの情報すら無かったのですが、当然のごとく地元フランスのヨーロッパカーが参戦しています。
さらにはこの日記を書いている今、まさにヴェルタを力走している新城幸也がその調整もかねてチームメンバーに名を連ねていました。今日、峠での観戦ではなく、デパールへ行こうと予定を変えた要因のひとつはこれです。

ヨーロッパカーのチームバスの近くで、ユキヤはどこにいるのかな~? とキョロキョロしていたらいました!
スタートゲートの方からぷら~っと走ってきます。

新城さん~!

と手を振ると気がついてくれました!

なんでこんなところに日本人が? と驚いている様子。そりゃそうですよね。プロツアーのレースならいざ知らず、ヨーロッパツアーのレースに地元以外からの応援はフランスの人だってそれほど多くないでしょうし。

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実は、週末のパリ・ブレスト・パリを走るためにフランスに来て、せっかくだからアルプスの峠を走っていたのだけど、新城選手が出場するレースのことを知って応援に来ました! と説明。
ユキヤもPBPのことは知っていて、逆に「頑張ってください!」と応援されてしまいました。

このタイミングで地元の方がユキヤに話しかけてきます。何年もフランスでプロ生活をしているユキヤですから当たり前だとはいえ流暢なフランス語での会話を横で聞いているとすごいな〜と思います。はじめはファンの一人かと思っていたその人に、ユキヤは私のことを説明しています。
相手の人もメモをとったりしていて、ファンではなくどうやら取材のようでした。

ご存じの方もいるかと思いますが、その取材の結果がこれ。リヨンの地方紙に日本から応援に来た新城選手のファンという内容でツーショットが… (*ノノ)

滞在期間から、名前の綴りを聞かれたり、アルプスを走ってきたルートを聞かれたり…、えらく細かく聞かれたよなとは思っていましたが、まさか聞かれた内容がまるまる全部記事に書かれるとは思いもよらず。
確かこの記事のことを知ったのはこの次の日、PBPの前夜だったと思いますが、嬉しいやら恥ずかしいやらですよ?

フランスで、まさかのいい思い出ができました。
…肝心のPBPはまだ前日受付さえしてませんけどね。

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地元の人の応援の人だかりの中スタートを見送ります。

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周回レースではないので、選手たちが去るとすごい勢いで撤収作業がはじまりました。
チームバスもいつの間にかいなくなっています。

本場のレース会場の余韻を感じながら来た道を戻ります。

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10kmほどでアンベリュー=アン=ビジョイ駅に到着。ここからリヨンまで鈍行列車に乗って、リヨンからパリへはTGVです。

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出発(DEPART)と到着(ARRIVEE)の時刻が別々にリストアップされるフランスの時刻表はいまだに慣れません。到着した列車をみて、これは違うよな…と思っていたら実は10分後に出発する目的の列車だったりして慌てました。

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さらには途中で唐突に停車したり。理由がよくわからないまま20分ほど遅れてリヨンに到着。
あ、でも興味深かったのは、普通の列車にも関わらず壁から電源が取れました。他の乗客が当然のようにスマホの充電を始めるまで存在に気がつかなかったんですけど。

3日ぶりのリヨンでTGVの当日乗車券を購入。

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…高い。2等席なのに、2ヶ月前に予約した1等席の倍額しました。TGV、スケジュールがちゃんと決められるなら予約すべきです。

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広々ふかふかだった1等席と違って2等席は新幹線と同程度の座席です。ただ2階席だったので車窓からの景色は楽しめました。夕方にはパリに到着します。

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あ、丘陵に広がる畑と街に虹がかかっています。

アルプス編はここまでです、次回からやっとこさPBP編となります。

*1:ジュラ紀の由来とのこと。