ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

Mt.富士ヒルクライム

今年も毎年恒例、Mt.富士ヒルクライムに行ってきました!!

ヒルクライム前半戦の集大成、…のはずですが今年のヒルクライムの成績はいまいちパッとしません。4月の八ヶ岳も5月の車坂峠も不満が残る結果。車坂峠が終わってから、改めてヒルクライム用のローラーと減量をこなしてきました。
いちおう体重は例年とおなじ67kgを切ったのですが、正直、自信はありません。最低目標は1時間15分切りのシルバー、できれば昨年と同じ1時間11分を目標に定めてのぞむ富士ヒルです。

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まずは前日、ここ数年お世話になっているKさんの車に便乗して富士吉田へ。…小仏トンネル入口が渋滞し、むっちゃ時間がかかりました。
これで遅れた分でしょうか? 会場の入口もいつもより渋滞が酷くて富士吉田に入ってから1時間半かかってなんとか受付。

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参加賞の夏用アームカバー、今年はいい感じです。ちゃんと富士ヒルのロゴが入ってます。 *1

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あとは宿に入って、明日も早いので飯を食べて、風呂に入って早めに就寝しました。

 

当日、起きると外は小雨。
ただ前日の予報よりも早めに降り出したようで、降り止むのも早めになりそう。レース中はなんとかなりそうな気配です。

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三度、駐車場の渋滞に巻き込まれつつ、ぎりぎり下山荷物を預けてスタートを待ちます。ちょっと寒い。

雨が完全にあがった頃、レースはスタート。

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今回、走りの目安に用意したタイムシートはこれ、昨年と同じ69分。
前述の「昨年と同じ1時間11分」が目標ちゃうかったんかい? と言われそうですが、ダメ元でここ数年の目標1時間10分切りを目指して走り始めました。

どうせ途中でヘタれるだろうと思いつつも、序盤からきっちりペダルを踏みます。

運良く1kmも走らない料金所の手前からペースが合う人を発見、いける所までついて行くことに決めました。

…ゴールまでついて行きました。

途中、30mくらい離されることはあったのですが、斜度が緩めのところで追いついたり前に出たり、キツくなったところで追いつかれたり頑張って付いていったりと、ものすごくお世話になりました。ゴール後にも思わず御礼を言ってしまったくらいです。
後でランフォトの写真が更新されたら誰だったか確認したいと思っています。

レースは20km地点の通過が、1時間ジャスト。
なんとここまでタイムシートの69分ペースから1分遅れていません。今年はRAW (Race Across the West) 参戦 *2 で富士ヒルは欠場した zuccha から聞いた「20kmが1時間ならゴール1時間10分を切れるよ」という言葉が頭をよぎります。

これは、いけるっ!!

折しもレースは終盤、山岳スプリット手前で周辺の選手で10人近くの集団が形成され始めました。
終盤、この後にあるフラットを考えると無理に前に出ても益は少ないので固まるのもわかります。僕自身はついて行くので精一杯だったのですが、ここ数年、追いつけそうで追いつけなかったフラット手前の集団です。地味にペースが上がり始めて置いてかれそうになるのを必死でついて行きました。

集団でフラットを走るのは超絶、楽!!
最後の坂に備えて息を整えます。たいして整いませんでしたが、心構えはできました。

残り1km、斜度が上がり始めた時点でサイコンを覗くとタイムは1時間7分台。もうなにも考えずにがくしゃらにペダルをまわしきりました!! Stravaのパワーカーブをみるとこの最後の区間、2分30秒の平均出力はレース中の最高出力(347W)が出ています。

ゴール!!

サイコンは「01:09」を指しています。
1時間10分を切りました!!

ゴールを切った直後、思わずお叫びをあげましたっ! まさかと思っていただけに嬉しさは半端ありません。シルバー達成の時の感激を軽く上回ります。

改めてスマホで速報を確認すると「1時間9分35秒」、昨年を80秒上回りました。

…あれ? クラス順位は下がってます。昨年は16位だったのに21位です、順位は残念ながら5位ダウンでした。当たり前ですが、早くなるのは僕だけじゃないんですよね。

改めてトップチューブに貼っていたタイムシート。

あれは、ヒルクライム計算を元に斜度とパワーから時間を取得し、それに10%のヘタれを加味してkm毎の経過時間を算出したものです。プリントアウトしたシートは四捨五入で分にまるめていますが、元の秒単位のシートと比較してみました。

スタートから、5kmまではシートそのままのペースで走れています。

しかしその後、遅れ始めてじわじわと中盤の14kmまでに1分のビハインド。ただその後は踏みとどまってフラットが終わる残り1km地点までこの1分差を維持することができました。

ゴール前に出し尽くしてなんとか30秒縮めて、その結果、シートから35秒遅れのフィニッシュとなりました。

先のレポートの通り、実際にはこのシートのペースでは無く、人の後ろを必死でついて行っただけなのですが

「タイムシートのペースから遅れていない! まだ10分切りは狙える!!」

という想いがついて行けたモチベーションになったのは間違いありません。

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ブルベ仲間のTさんを見つけたので、わーいと写真を撮って貰いました。 ピンクのジャージは先述のRAW (Race Across the West) 応援 COWaiiジャージ

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毎年恒例の富士山メロンパンを食べて、下山パトロールで集団を先導して下山しました。

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KさんとHさんを待って、帰りはこれも恒例のムースヒルズバーガーでヒルクライムの健闘を讃え合います。

そして四度、帰りの小仏トンネルの渋滞にも巻き込まれましたが、無事帰宅しました。

 

終わって2日経った今も、1時間10分を切った余韻が残っています。そして、自己ベストを更新してしまったからには、来年もその上を目指さざるをえません。

Mt.富士ヒルクライム history

ちなみに2005年の第2回大会に初参加して以降の自己記録の推移です。
2006、2007は未参加、2011年に初めてタイムを落とした後、一念発起PowerTapを導入しました。その翌年の2012年に初めてシルバーを達成してからは、なんとか4年連続自己ベストを更新できています。

…次は8分切りかな?
8分を切るとクラス入賞が現実的になってきます。
もちろん8分9分台にひしめくライバルも同じことを考えているでしょうから一筋縄ではいかないでしょうけれど、まだ上を目指せるというのも嬉しいことです。

RAW (Race Across the West)

最後に、明日 6/17(水) の早朝、午前4時zuccha  が参戦するアメリカ西海岸1400kmレース、RAW (Race Across the West) がスタートします!!

LIVEストリーミングもありますので、夜更かしをされている方は是非、応援してやって下さい! ツイッターアカウント @raam_japan でも随時情報を更新する予定です。

なおゴールの予定は、6/19の深夜〜6/20の早朝の予定です。スタート後も走行ステータスはリアルタイムで確認できるはずなので引き続き応援を宜しくお願いします!!!

Racer Report : #R106 Hirokazu Suzuki

TRACTALIS : RAAM / RAW 2015 (リアルタイムトラッキング)

 

*1:昨年の防風ベストはfunrideのロゴしか入っていないという謎仕様。

*2:アメリカ西海岸1400kmレース「Race Across the West」日本時間 6/17(水) 朝4時スタートです!! https://twitter.com/raam_japan