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ひであ観察日誌

ひであの観察日誌です。自転車やペンギン、同人サークル「春うらら」の告知もこちらでおこないます。

北海道中ペダ栗毛 day.0711 BRM709 day.2

自転車 ブルベ
7/11(金) BRM709北海道1200 納沙布岬 day.2 →別海

北海道中ペダ栗毛 7日目、ブルベも2回目の夜間走になります。

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北見のPCから50kmほど走ったちょうど日が変わる頃に美幌峠を越えました。
寒さは覚悟していた程度だったのですが、吹きっさらしの峠は風が強く写真を撮ろうとする身体がふらつくほど。下りを見ると霧も濃く、視界も悪い。
写真の霧はまだ峠手前でマシな方で、下りの時は20メートルあるかないかってくらいの視界の悪さでした。
それでもこの深夜で車の通りもほとんど無く。片側1車線ある広い道路です。下り始めれば左右は木も茂って風の心配もありません。標高も高くない *1 のでゆっくり降りればなんとかなるだろうと先へ進むことに。
なんにしても、じっとしているとそれだけ身体が冷えます。

そういえばこの時、峠にある道の駅の方を見ると自転車に乗った先人が一人見えました。トイレかな? と思ってそのまま下山します。

ただ下山後、次の休憩施設がある別海までの方が美幌峠よりつらかったりしました。

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道東は寒い、と聞いてはいたものの、その通りに寒い。
峠を下りて弟子屈に入っても寒い。
と思ったらセブンイレブンがありました。北海道、結構セブンイレブンがあります。オアシス。カップ麺で胃を温めます。

いったん寒さの凍えが落ち着くと、こんどは眠気が。時間は午前3時。
地平の向こうがうっすら明かるくなっているものの、あいかわらずの寒さなので立ち止まると身体が冷える、でも眠くて自覚できるくらいに自転車がふらつきます。

雨もまだ降っています。

こういう時に限って視界には真っ平らな農地か牧草地。真っ暗なのでどちらかはわからないのですが、ともあれ雨風が凌げそうな構造物がありません。
路線から外れているのか、バスの停留所も見当たりません。

さすがにこれはやばいと、寄るつもりが無かった別海体育館で仮眠を取る事に決めました。ちょうどそのタイミングで一人の参加者に追いつきます。
ここでひとつの情報が、

ひとつ前のセブンイレブン付近でスタッフの方に「別海体育館に立ち寄って欲しい」と言われませんでした?

いえ全然。どうも見逃してしまったようです。
どちらにしても眠くて仮眠のために寄るつもりだったと伝え、ともなって空が白ずんできた頃に別海に到着しました。

 

中止。

 

台風の影響で、根室地方に警報が出たそうです。
あと先に超えてきた美幌峠で風と霧と寒さで立ち往生した人が大勢いたそうです。
併せて、先を走っていた三船雅俊さん *2 がこの別海から先の納沙布岬までのあまりの強風に後続を心配してスタッフに連絡を入れたのも判断材料になったとか。

なんにしてもブルベではめずらしい、スタート後の中止となりました。

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暖かい別海体育館の部屋でこの一報をスタッフから聞いて、気が抜けました。
夜が明けて明るくなった窓の外をぼぉ〜っと眺めているといろんな想いが脳裏をかすめます。

納沙布岬まであと80kmまで来たのに…
よく考えればまだ520km、半分も走っていないんだよな
どう考えても自分より剛脚の三船さんがヤバいと感じた天候ならしょうがない
そして単純に、暖かい部屋で補給食をほおばって落ち着いてしまったことで滲み出てくる疲れ。

ただなにより、この判断を下さなければいけなかったAJ北海道のスタッフの皆さんの事を考えれば、ま、しょうがないよなという結論に落ち着きます。
スタッフの皆さんは北見から別海までの間を走っているであろう参加者の所在確認に追われていました。本当、お疲れ様です。

なお、折り返しの600km地点、納沙布岬までは二人の方が行け(てしまっ)たようです。後ほどここ別海で合流しましたが、納沙布岬の暴風雨っぷりは半端なかったそうです。

台風cancel →札幌

ひと休みしたところで、次は、今後の身の振り方を考えないといけなくなりました。

  1. 別海に残る
    この日までしか借りていない為、夜が明かせない。
  2. 輪行で札幌へ帰る
    台風の影響で、近隣の路線はのきなみ運行していません。
  3. 北見の休憩所へ自走で戻る
    距離は140km。カレーがある。布団がある。動いている電車の駅がある。

既に北見へ戻る準備をしている人もいます。
自分も北見へ戻ろうかな。そして天候が悪化する前に動くなら早い方が…と考えはじめたところでもうひとつの選択肢が産まれました。

  1. 三船さんが調達するレンタカーに便乗する

まっぱに毛布だけを身体にまとった三船さん *3 が現れ、近所からレンタカーを調達して札幌まで帰ろうと提案。
一緒に帰る人がいるかとの問いに迷わず手を挙げていました。総勢12人。

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ちょうど運転していただける方も足り、近隣の空港のレンタカー屋さんからあれよあれよという間にワゴン1台、バン2台が到着。提案だけでは無く、主導して手も足も動かす三船さん。テキパキと自転車を積み込んで昼前には別海を後に。
三船さん惚れます。本当にお世話になりました。

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とはいえ札幌までは距離があります。
高速を使って帰るといっても来た道とさほど変わりません。途中、足寄町で昼飯を食べて、ほとんど名古屋辺りから東京までと同じ距離を走って札幌へ戻ったのは日が暮れるちょっと前でした。

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スタート前にも寄った「たまゆらの杜」で汗を流してすすきのへ。

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別海からのメンバー有志で反省会、ブルベの先輩方から有意義な話を聞かせていただきました。

帰って、さとらんどの仮眠室でぐっすり。波乱の1日が終わりました。

*1:美幌峠の標高は493m

*2:元プロロードレーサー、現在も精力的にブルベやシクロクロスに参加している。

*3:三船さんは納沙布岬まで行かず別海に戻って濡れた服を脱いで暖を取っていた。