原作と映画、双方のネタバレあり。
WORLD WAR Z 観た。ぼちぼち楽しめた。けど、これは原作読んでいないと楽しめないかも。読んでたら読んでたで、映画のキーとなる設定が原作に無かったり。原作の勝利へと歩むカタルシスが画かれていないのに物足りなさを感じるけど。それでも、ぼちぼち楽しめました。
— ひであ (@hidea) 2013, 8月 23
Zが走ったり、潜伏期間がえらく短いとかは、話の展開をスピーディーにするのに必要だったと理解。機敏なZを観てたら、アイアムアヒーローのを連想しましたww
— ひであ (@hidea) 2013, 8月 23
これ、原作を知らないと、感染源を探しに行く為に脅されて家族と別れて旅だったのに完全に無駄骨だったってどういうこと? という感想を抱くでしょうね。
群像劇(といっていいかな?)な原作を読んでいると、徒労もまたZに対する無力感のひとつと感じることができて、それほど違和感は感じませんでした。
ちなみに原作は、Z大戦後に生き残った人へ聞き取り調査をしたレポートとして構成されています。
つまり、Zパンデミック初期の絶対的に絶望的な状況が語られるときでも希望はあるんですよね。話しているその人は生き残ってるんですから。
犬、キノコ雲とか細かく拾われていた原作ネタはあったんだけど、もうちょい説明欲しかった。
イスラエルが不憫。壁作っておいて監視置かないなんて事は無いだろうと。せっかく、パレスチナ難民を受け入れているエピソードは拾われていたのに。
海を渡るZを見てみたかった。映画の最後、カナダのセーフゾーンのシーンでちょっぴり期待したんだけどな。
偽装ワクチンは、原作の「寝返り」からきたネタかな? ゾンビがゾンビを襲わないという点から攻めてもこの結論に達したかもしれないけど、便利過ぎてなんとなく気に入らない。便利とはいっても、ワクチンを製造する工業力があの時点の世界に残っていたのかは別の話。
この先「アメリカの勝利の日」から12年後にブラピが報告書を書くんですね。わかります。