連休の中日、富士山を登ってきました。
具体的には毎年、Mt.富士ヒルクライムで登っているスバルラインに加え、富士山スカイライン、ふじあざみラインの五合目×3本のヒルクライムです。
夕方から寝て、22時に起床。
まずは箱根を宮ノ下交差点から強羅方面へ、そのまま長尾峠(911m)を越えます。
まだ3時半なので真っ暗です。それでもちょうど1年前にこの峠を越えた時の、視界10mでなにも見えなかった濃霧に比べれば全然楽。あと、ここしばらくの酷暑から考えると夜の箱根は本当に涼しくて快適でした。
下って御殿場、うすぼんやりと富士山が浮かび上がります。
頂上付近は、あそこに温泉街があるんですよ。といわれたら信じちゃいそうなくらいに灯がともっています。…あれ、全部登山者の灯ですよね? (山小屋の灯も含まれているのでしょうけど)
セブンイレブン 御殿場滝ヶ原店で補給に寄ったところで夜も明けました。
まずは1本目、富士山スカイラインを富士宮口新五合目(2400m)へ
てっきり残り13km、登山区間になってからが本気のヒルクライムになると思いきや、それ以前の周遊区間からけっこうキツい登りです。…あれ? 周遊区間は以前、富士山1周した時に通っているはずなのにすっかり忘却の彼方でした。
セブンイレブンから御殿場口までと、登山区間、いづれもルートラボで確認すると平均斜度7%、全体的にスバルラインよりきつめでした。
ちょっぴり雨粒が落ちてきていますが、新五合目からの眺めは伊豆半島の方まで見渡せて疲れも吹っ飛びます。
…嘘です。寝不足か、先週のブルベの疲れがまだ抜けていないのか、いまいち脚の回りがよくありません。次のあざみラインが不安です。
2本目、ふじあざみラインを須走口五合目(2000m)へ
…噂のあざみライン、きつかったです、はい。
タイムとかそういうの以前に、良く脚着かずに走れたなと。自分を褒めてあげたい気分。6月の富士ヒルの時に、車を出してくれたKさんの好意で車で登って、理解した気になっていました。車窓からみた坂はあてになりませんね。
スタート直後のなだらか(?)な区間から7〜8%の斜度が続き、これが徐々にキツくなります。
どこまでキツくなるの〜? と焦り始めた頃につづら折り区間、カーブとカーブの間の緩めの所で脚を貯めつつ登ります。
残り6kmを切った頃にそのカーブの間もどこかへ行ってしまいました。Edge510の斜度計を見ると15%を超える表示が続きます。登り斜線をめいっぱい使ってジグザグに走ってなんとか凌…。
ああ…ダメそう…、と気力が折れかけた所で少し息継ぎができる斜度があらわれました。なんとかしのげました。残り3kmを切って、それでも斜度をみると10%です。…いろいろおかしい。
残りは緩めの所で全力でゆっくり休みつつ、カーブを気合いでしのいでなんとかゴール。
確かに脚の調子はいまいちでしがた、もうこのキツさは、調子の良し悪しは関係ありません。
それでもはたしてフレッシュな脚の時ならどの程度の走りができるのか…、ここはリベンジに来ないといけません。
あと自衛隊が射撃演習をしていたようで、登っている間はずっと景気の良い砲撃音がBGMでした。
下って籠坂峠を越えて山中湖から富士吉田へ。
ここでちょっと失敗。
籠坂峠で空腹に…、補給は取っているつもりだったのですが、ヒルクライム分補給が足りていなかったようです。山中湖のコンビニで厚めに補給します。
そしていつの間にか日が照っています。暑いは暑いものの下界に比べれば全然まし。
3本目、富士スバルラインを五合目(2305m)まで
最後の3本目。
あうあう…、2時間19分、タイムも酷いけど、他もいろいろと酷いヒルクライムでした。
今頃になって睡魔がやってきて、おそらくハンガーノックも加わって脚はまるでまわらず。眠気は途中4回ほど自転車を降りて、道ばたでの数分仮眠を繰り返してなんとかしのぎ、脚の方は残り5kmあたりからまわりはじめました。
ちょっと面白いのは、逆算すると山中湖で厚めの補給をしてからちょうど3時間だったことです。
さすがのスバルライン、五合目はどこよりも賑わっていました。
何はともあれ、富士山メロンパンを食べて一息、夕方から雨の予報もあるのでさくっと下山。
そういえばこの週末、五合目までのルートはどこもマイカー規制が布かれていました。
バスとタクシーだけになった結果、走っている車が少ないのは良かったのですが、スバルラインなんかだと逆にバスがひっきりなしに行き来して、道幅が広いとはいえビクッっとしました。
下山後は、富士ヒルの時に気に入ったムースヒルズバーガーでお腹を満たします。
今回はアボガドチーズバーガーと、こっちは前回と同じDr.ペッパーチェリーバニラ。
天気は大丈夫そうなので、帰りは大月までふじみちを下って輪行で帰宅しました。
終電輪行は高尾でなんどかやってて、明るい時間に電車に乗っていないといけない始発輪行より気に入っているのですが、夕方からちゃんと睡眠が取れたかどうかに掛かってるって事を再認識。
…もうちょっと、いつでもどこでも寝られる体質になりたい。