カナコミから帰ってきて,ちょうど妙典での上映時間のタイミングが良かったこともあって我慢できずに観てきました。
感想。
ダメ。
まず,インタビューがひたすら鬱陶しい。
はじめの10分だけにして普通に映していたら,前半に全面にみなぎるストレスも90%ぐらいは軽減されたんじゃ無いかと思います。
あとこのスタッフは,映画のテンポというのをなにか勘違いしています。
ある意味,昨今の邦画にひろがる悪い部分だけを引き継いじゃったような。
最近,実写の恋愛要素が皆無なコメディーってほとんど見掛けないから参考になる作品が無かったのかもしれないけど,だったら素直にテレビの時の間でやれよ! と言いたい。
肩の力は入り過ぎなんじゃないでしょうか?
そういうわけで,この映画自体は,まるっきり作品としての体を成していません。
面白い所はありますし,劇場が笑いに包まれたシーンも何度かありました。
が,総合的には全然ダメ。
ダメさで言えば,宮崎息子版ゲド戦記や,スチームボーイ級にダメ。
少しでも興味を持っている人は,素直に辞めた方が良いです(笑)
ただ,このスタッフの可能性はちょっと見えた気もします。
今回の問題点をちゃんと反省して,もっと肩の力を抜いて作ることができれば,いつかちゃんと楽しめるエンターテイメント作品を作ってくれるかも知れません。
あああと,オチは嫌いじゃありません。
嫌いじゃないんだけど,映画のダメ要因のひとつでもあったり(笑)
不条理するなら,中途半端せずに全編でやれ!!! それだったならあれもまた良し。